松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



娘たちとの幸せ旅行

幸せな事に娘たちは22歳、20歳、18歳になっても変わらず私と一緒に旅行へ行きたいと言ってくれます。

この先いつまで彼女たちがそう言ってくれるのかはわかりませんが、今はこの幸せの中に身を埋めていたいです。

今年も旅行先を皆で相談して決めました。私たちの旅行先の決め方は一風変わっています。おそらく。

それは私が旅先の候補をいくつか挙げて、その国のいいところ悪いところをそれぞれプレゼンテーションします。内容としましてはその国にある世界遺産や食べ物や乗り物、言語や通貨価値、宗教など様々な事柄を娘たちに詳しく話します。

その上で娘たちに相談してもらい、行き先を決定するというものです。

今年は娘たちにスリランカ、インドネシア、ベトナム、タイの四か国のおはなしをしました。

行き先はなかなか人が選ばないようなところばかりでしょうが、これにも理由があります。

私自身がその国々に興味があり、好きだという事は間違いありませんが、娘たちは将来おそらく結婚します。それから先はリゾート地などしか行かない可能性が高いと考え、なかなか経験できない事をさせてあげたいと考えているからです。


娘たちは熟考の上、タイのチェンマイを選びました。タイ第二の都市で私も行った事がありません。

8月のお盆過ぎにお休みをいただき行ってまいります。残念ながら長女は仕事の休みが合わず一緒に行く事は叶いませんでしたが、次女と三女と一緒に思いっきり楽しもうと思っています。

次女も来年の4月からは社会人となります。徐々に休みが合わなくなって一緒に出かける機会が減ってはくると思いますが、娘たちが私との旅行を望まなくなるまで。それまでは毎年一生懸命このプレゼンテーションをするつもりでいます。

羽二重餅 四種

おはようございます。

毎年、夏場はお店に並べる生菓子の中で羽二重餅の生地のものは2種類と決めています。


今年は何故か四種類の羽二重餅がお店に並んでいます。

理由はございません。

この先、しばらくは四種類の羽二重餅をご用意するつもりです。

例年と同じでなくてもいいですもんね。

仕事とは

「よく考えてみると、一生のうちで仕事に従事する時間が一番多い事にあらためて気づいた。

私のような職人はおまえたちが知ってるように定時というものが無い。朝早くから夜までずっと仕事をしてるから、仕事の時間が一日のほとんどになる。

幸せなことに、家とお店が一緒だからおまえたちと毎日テーブルを囲んでご飯も食べられるし、おはなしもできるから全く不自由は感じないんだけどね。

仕事の時間が長過ぎて疲れる事はあるけれど、仕事がイヤになった事は一度もない。やっぱりこの仕事が自分の天職なんだと思う。」

こんな事を娘たちに話しました。

仕事が好きでなければ、仕事の時間というものは辛く苦しいものになってくるでしょう。だから好きな仕事を選ばなければなりません。

また私は毎日和菓子をつくっていますが、和菓子に現在の自分をつくってもらったのだと思っています。

仕事とはそういうものではないでしょうか。

和菓子と正面を向き合って取り組む。そのうちにその取り組み方が自分自身そのものをじわじわと滲み出させてくれるのではないかと考えています。

仕事は自分の人格を形成する大切な要素でありますし、人生を無事に終えるための重要なパートナーであります。

「家族も友人ももちろん大切であるけれど、仕事もそれらと同等に大切なもので、一生乗り続けなければならない船の中にあるんだ。だからしっかりと選ばないといけないし、真剣にそして楽しく取り組むもんなんだぞ。特に楽しさや喜びを忘れないように。」

こう話して締めくくりました。

次女は来年3月に大学を卒業し、内定を頂いた会社への就職が決まりました。

大切な社会人への第一歩をしかと踏みしめて突き進んでいって欲しいものです。

ガンバレ!

また、昨日は三女の誕生日でした。


これで三女も18歳になりました。


私の父としての役目はこれからも続きますが、毎日のお弁当づくりなどの役割はそろそろ終わりを迎えるかもしれません。

少しホッとするような、寂しいような複雑な気持ちが交錯していますが、朝晩の食事の用意はこれからも続きます。

家族みんなを幸せにできるよう、これからも笑顔で料理に励んでいきたいと思います。

料理は仕事とは違い、趣味のようなものでありますが、料理も私の人格形成の大切な要素の一つであることは間違いありません。