松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



羽二重巻も秋いろに

松屋長春の通年商品であります羽二重巻も季節に合わせて秋いろにかわりました。


ふわふわの羽二重餅の生地に、中は備中白小豆の粒あん。

その粒あんを紅色に染め上げました。


丹波大納言小豆とはまた違った備中白小豆特有の高貴な香りと味わいがあります。

それぞれの特徴がありますが、どちらの豆も他のどんな豆にも無い素晴らしいポテンシャルを持ち合わせています。

羽二重餅と羽二重巻とを食べ比べていただきますと、それがダイレクトに伝わってくると思います。

山もみじ

秋の山の紅葉を表現した羽二重餅製の生菓子です。


山もみじと銘打ちましたのは、備中白小豆こしあんを羽二重餅で包あんしてから山の形に成型したからであります。

柔らかな食感と触感の羽二重餅、そして優しい口当たりや口溶けの備中白小豆こしあんのバランスの良さをお楽しみいただけましたら幸いです。

Pray

昨日は曇天の日でした。


ラグビーワールドカップ初のベスト8に歓喜する中、ふと台風19号の被害に遭われた方々の事を思いなんだか居た堪れない気持ちが私を襲いました。

台風15号の甚大な被害に遭われた千葉県の方々はさぞかし今回の台風を恐ろしく感じられて過ごされたのではないか。

また、この度の台風の被害は原発事故でいまだに苦しんでおられる福島県でした。原発事故のニュースで聞いたことのあるような市町村住民の方々が一番多く命を落とされました。

怖くて怖くて堪らなかったのだろうと思うと、やり場のない切なさでいっぱいになります。

亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈りいたします。

今回の台風19号は私の住むまち、稲沢市も台風の通り道であり、随分と大きな被害が出るのではと予想されていましたが、拍子抜けするほど何の影響もなくやり過ごす事ができました。

「たまたま」

そう、たまたま被害が無かっただけなのです。

運が良かった!では済まされない事なのです。

地球温暖化は間違いなく地球を悪い方へと向かわせています。

海面上昇で国自体が無くなってしまう。そんなニュースも見て知っています。巨大な竜巻で全てのインフラが壊滅的状況に陥ってしまう事も知りました。

また、日本では海の魚の獲れ方が随分と変化してしまっている事も近頃とても身近な問題として感じています。

私にとって一番身近な小豆もここ数年ずっと不作に喘いでいます。

天災の中でも特に夏の異常なまでの暑さと台風と大雨は毎年恒例のように、これから先の私たちを恐怖の底へと陥れていくでしょう。

「たまたま」

たまたま大丈夫だった。

それでいいのでしょうか?

次は自分にも普通に降りかかる大問題として認識しなければなりません。

深く考えさせられました。

たまたま何事もなく生き残った私は、これからどうしたらいいのでしょう。

小さな小さな存在でしかない私は、災害に備えての準備を常日頃から怠らないこと。そして、日々お祈りをすることを続けようと思っています。

お祈りする事で全ての願いが成就するわけではないのは私が一番良く知っています。しかし、念じる事によって自分の心が自然と穏やかに整う事も私はよく知っています。

お祈りはそのような意味合いにおいて、とても大事だと私は思っています。

被害に遭われた方々の心の平穏、そして御住居やインフラの早急な復興をお祈りいたします。