松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



花いかだ

まだ桜が満開の時期には差し掛かってもおりませんが、桜はとても儚い花であります。

愛でるチャンスを逸してしまうと、一番美しい桜の姿を逃してしまうほどです。



現在、松屋長春の和菓子は桜に関係したものが多く出ています。



銘  花いかだ

花いかだとは桜が散り、川面に浮かんであたかもいかだのように流れ行く姿を指す言葉です。

満開を待つ前ではありますが、松屋長春の和菓子たちで桜の姿の移り変わり、季節の移り目を感じていただけましたら幸いです。

州浜

州浜。

すはまと読みます。もともとはすあまなどと呼んでおり、変化して現在のすはまという呼び名になりました。
この州浜、材料はきな粉と砂糖。大豆粉を炒った香ばしい香りが特徴の和菓子です。

私のいつもお話しているレトロでクラシックスタイルの和菓子の代表格です。




わらびの州浜をお店に並べました。

前にもお話した事がありますが、京都は烏丸丸太町にあります、植村善次の州浜専門の和菓子屋さんがこの州浜では一番有名なのではないでしょうか。

私はこの植村善次さんが大好きで、京都へ行きますと必ず寄るお店です。

季節に合わせて図案の変わる素晴らしい芸術です。

できるだけ長く続いて欲しいと思うお店です。

娘孝行

親に孝行というのは良く聞きますが、娘に孝行とはあまり聞いた事がありません。

孝行という言葉が正しいのかどうかわかりませんが、娘たちと私の合わせて四人のお互いの日頃の労をねぎらいあう小旅行へ行ってきました。



ユニバーサルスタジオ。
普段から食器の洗い物、掃除、洗濯などの家事や仕事のお手伝いまで嫌な顔を見せずやってくれます。

そんな彼女たちに少しばかりの孝行ができたかなと思います。
スッキリとリフレッシュできましたので、また今日からしっかりと仕事に取り組んでまいりたいと思います。