松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



羽二重餅の特別販売のお知らせ

羽二重餅の特別販売のお知らせ

明後日の日曜日、一日限りの販売となります。
3月26日(日)

一宮名鉄百貨店

http://www.e-meitetsu.com/mds/ichinomiya/


住所
愛知県一宮市新生1-1-1
電話
0586-46-7111

販売開始時間や販売方法などの詳細は直接一宮名鉄百貨店までお問い合わせいただきますよう、よろしくお願いいたします。
今回の羽二重餅は桜の焼印でのご提供です。



水面の桜

私は桜がとても好きです。

特に桜と水の組み合わせが趣深く感じます。

川の土手などに植えられた桜は大きく川の水面に覆い被さり、満開の桜の花を水面にうつします。それが大好きな情景として私の目に映るのです。



銘  水面の桜

蒸しこなし製です。中は備中白小豆こしあん。

私の一番楽しみにしている桜は地元の五条川の土手桜です。

今年も何度となく通い、桜とともに時を過ごしたいと思います。

色について思う事

おはようございます。

本日は月曜日ですが祝日なので営業しております。

春分の日。春分と秋分は昼と夜の長さが均等になる日です。ちょっきりではありませんが。

この日を境にだんだん明るい時間が長くなると思うと嬉しくなります。



銘  菜種餅

羽二重餅製。中は丹波春日大納言小豆の粒あんです。

しっかりと炒った香ばしい黒胡麻がパチパチと口の中で弾けます。

今日の表題、色についてですが。

菜種餅の黄色は着色料で色を付けています。一年中使う色ですが、この時期にこの色を見ますとやはり春の暖かな印象を受けます。

しかし、秋にイチョウやモミジの黄葉や紅葉をイメージすると全く同じ色であるのにそうは感じません。
私たち人間は五感で季節の移り変わりを繊細にキャッチします。太古の昔からDNAで受け継がれてきた人間だけにしかない感性なのでしょう。

日本人は世界一、その感性が豊かであると知られています。侘び寂びもその1つであると思います。

こんな素晴らしい感性をこれからも大切にしていかなければなりませんし、その感性を改めて認識していただくお手伝いが私に少しでもできればと考えております。