松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



昔から続くもの

和菓子の業界も流行り廃りがあり、現在は和洋折衷のものも全く珍しくなくなりました。

松屋長春の方針としましては出来る限り伝統を守り、昔から続くものを大切にしていきたいと考えております。

成人式などのお祝いには赤飯を。


本日より明後日あたりまではこのお赤飯と紅白の羽二重餅の詰め合わせのご注文が非常に多く、朝一番から今日も赤飯からスタートしました。

毎年、ちょうど今頃になると変わらず清須市のお寺さんからご注文いただく落雁をつくります。


今となってはほとんどご注文がなくなった落雁ですが、実際につくって食べてみるとなるほど。

昔の和菓子職人の知恵が凝縮されている事に気付かされます。

外の落雁の生地が乾いてバサバサにならないよう、中のあんには水飴を入れ、浸透圧による水分の出入れも極力抑えるように考えられています。

また冷蔵庫もなかった昔では、出来るだけ日持ちする和菓子としても重宝された事は容易に想像できます。

昔から続く赤飯や落雁なども、変わらず作り続ける事によってお客様にも和菓子の事をもっと広く深く知っていただけのだと思います。

この先もこのスタイルでご商売ができたら。そのためには4代目となる娘にもしっかりとした信念を伝える必要があると考えます。

追伸

落雁ですが、少し余分に作りました。この落雁は売り切れ次第終了となりますが、ご希望のお客様は店頭でお申し付けくださいませ。