松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



現在の私の一番の願い

昨日、私が修行していました京都時代のお店の仲間とおおよそ三年ぶりに食事してきました。


私の一年後輩です。
彼は隣町である江南市で和菓子屋を営んでいます。

私よりも年齢が一つ下、お店に入ったのも一年後ですが、時代を敏感に感じ取るアンテナが人よりも長けていて、いつも私よりも一歩先を見据えていた人です。
常に彼から色々な事を教えてもらい、私にたくさんの驚きをもたらせてくれました。

後輩なのに先輩のような人物です。

今回、彼に久しぶりに会おうと思ったのは修行先の会が10年ぶり?くらいに開催される事を主催者より聞いたからであります。

私の修行先、京都の末富は以前は頻繁に「末富会」という従業員、そして修行したOBが一堂に会する会を開催していました。
しかし、いつの日か少し間が空き今日に至った訳であります。

今回、この末富会が開かれる事を聞いた私の修行仲間は一斉に色めき立ちました。

これは随分間が空いた事、そしてご主人や奥様がご高齢になってきた事、お互いの年齢が高くなってなかなか会えなくなってきた事、お世話になった従業員の方々に会いたくなった事。

色々な事が重なり合って、何故か仲間を求め会いたくなった事から今回の食事会に至った訳であります。
とても懐かしい気持ちに包まれ、久しく感じていなかった故郷に帰るような優しい空気に癒されました。

先にお話しました「末富会」ですが、日程を聞きますと、稲沢市が一番盛り上がる国府宮はだかまつりの当日である来年2月17日に決定したそうです。

私、当日は国府宮神社のお手伝いもあり、お店へ来られるお客様のご接客などもあります。また、翌日には神社のお手伝いも控えています。

本日お話しましたようにこの先「末富会」がいつ開催されるかどうかも不透明であり、またOBが声を揃えて出席すると返答する日は二度と無いと私は考えています。そして私がお世話になった職人さんたちや、従業員の方々も定年を迎えてきています。

そんな事もあって、私は今回だけは両親にお願いしてこの「末富会」に這いつくばってでも参加しようと思っています。
おそらく100人を超すであろうこの会に参加し、昔の自分を取り戻す旅に出たい。
全国に散らばった仲間、そして苦楽を共にした仲間に会い、現在の自分自身をしかと確認したい。

それが本音です。

今回がおそらく最後になるであろう「末富会」はこの先二度とはやってこないかもしれません。参加する全員が今回ばかりはと力を入れているのが、手に取るようにわかります。

この同窓会に参加できるよう、しっかりと今から準備したいと思っています。