松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



どんな色がすき

おはようございます。

子供を持つ親はどなたでもご存知だと思いますが、NHKのおかあさんといっしょという番組があります。

娘たちが小さい頃、私も毎日娘たちと一緒にテレビに向かっていた事を思い出します。

娘たちを寝かしつける時にはおかあさんといっしょでよく歌われる歌をうたって聴かせたものです。

私がよく歌った歌に「どんな色がすき」があります。今でも歌詞もメロディーもすらすらと出てきます。それほど歌いました。

どんな色がすき あかい色がすき
一番最初になくなるよ あかいクレヨン

こんな歌です。

私にとって最も惹かれる色はちょうど今頃。秋の色です。

春先には桃色や黄色も可愛らしく目に映り、夏には新緑が目にも優しい。それぞれの季節にはそれぞれの良さがありますが、やはり私にとっては秋が一番。

赤色といっても少し黄色がかった朱色はとてもシックで好きですし、いちょうの黄葉は春先のそれとは全く違い、大人びたと言いましょうか、とてもドラマチックに私は感じるのです。

このような事で、どんな色がすき?と聞かれましたら間髪を入れずに私はいつも「秋の色」と答えるのです。


秋の色と名付けてお店に並べている軽羹製の蒸菓子です。

丹波春日大納言小豆の深みのある味わいとこの軽羹製の生地がぴったりと合い、秋の色合いも相まって、作り手の私にも秋を存分に感じさせてくれます。

おかあさんといっしょは今では全くみなくなりました。また、歌のお兄さんとお姉さんも私の頃とはすっかり変わってしまっているでしょう。

しかし今日のブログを書き進めるにつれ、娘たちとの幸せな思い出にふけることができ、ほんわりと柔らかな気持ちに包まれました。

優しい気持ちの朝です。