松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



確認

朝起きて夜眠るまで一日を無事に終えるのには色々な確認が必要だと眠る前にふと気付きました。



目が覚めてすぐ布団をたたみ、髭を剃り歯を磨く。熱いお湯で髪を洗い流し整髪し身だしなみを整える。

そして仕事場へ入り釜に火を入れ、それと同時に娘たちのお弁当づくり。そして家族の朝ごはんの用意から私の一日は始まります。

それらの一つでも欠けてはならないので自分に問いかけ、「ちゃんとやれているのか?」と問いかけます。


ここまででも多くの自分の確認作業が頭の中を駆け巡ります。



昼にかけ、お客様のご注文は全て用意できたのか?材料の欠品はないのか?この先の仕事の準備は出来ているのか?

様々な確認に追われます。



そして夜にかけて次の日の仕事の下ごしらえや夕飯の準備にも怠りなく確認しなければなりません。


仕事以外にも娘たちの学校の事、両親のスケジュールにも気を配ります。




私は完璧な人間ではないのでいくつかの落ち度があり、しっかりと確認が出来ていなかったのを知る事もしばしばあります。






毎日の確認作業の出来映えが自らの仕事の満足度に繋がるのではないかと考えています。








これまでお話した内容は全て自分の役割に関しての確認です。





私には「確認」がもう一つあります。

それは人付き合いに関してです。


人は誰でもそうであるのではないかと私は思っているのですが、人からの便り。つまりメッセージであったり電話であったりが自分が忘れられていないのだという確認なのではないでしょうか。


なかなか上手には表現できませんが、随分と連絡のなかった友人からの電話がとても嬉しく感じるように


「自分は一人じゃない。忘れられていないんだ。」


それを知る事は自分がああ、幸せだなぁと再確認できる事なのではないかと私は感じています。



大学生の次女は近頃バイトで帰りが遅くなります。次女の食事の用意をし、彼女を待ちながらこのブログを書いています。




人って面白いもので、自ずから求めていると集まるもので求めていないと離れていくような気がします。


私はとても寂しがりやです。人を求め、やはり求められたいです。

娘たちにも友人たちにもそんな「確認」を怠らないようにしたいです。


確認安心幸せ喜び



確認って大事です。

忘れちゃいけないし、忘れられちゃさみしいんです。