松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



正月の準備 椿編

おはようございます。

昨日はお正月の花びら餅の重要部分を司るごぼうの仕上げについてお話いたしました。

本日は椿のお話をさせていただきます。

お正月前後に当店で販売いたします椿餅。備中白小豆の粒あんを羽二重餅で包んだ生菓子なのですが、一番最後の仕上げに椿の葉2枚で包んだ羽二重餅を挟み込むのです。

その椿の葉もごぼうの缶詰と同じく売ってはいるのですが、やはり納得いくものがなかなか無いのか現実です。

椿の葉と言えども反ったものは当然使う事が出来ません。生菓子の下にひく葉などは反っていると真っ直ぐに生菓子が落ち着かないからであります。また葉の表面にお照りの無いものは見栄えが悪く、使えません。

自分のお眼鏡に叶う椿の葉をと思うとやはり自分で調達しなければならなくなるのです。


少し肌寒い昼下がりにお店のみなさんと一緒に摘みに行ってきました。


納得いく葉を調達できました。しかし、これだけではまだ足りないので別の日にもう一度摘みに行く予定です。

せっかく外に出たので、稲沢市の銘菓ベニサザンカの花も一緒に摘みました。


ベニサザンカは今が満開の時期。

これから真紅に染まった美しいベニサザンカの花を茹で上げて夏のベニサザンカに使用する3カ月分を保存する事にします。

これで一安心です。

お正月の準備やベニサザンカの花摘みなど、年末は普段の仕事以外にもやる事が盛りだくさんなのです。

毎年師走に突入しますと、一日が25,6時間あったらなぁなどど叶いもしないような事を思案するようになります。