松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



不条理と懐かしさ

配達の途中で私の通っていた高校の近くを通りました。

今までも何度も近くを車で通っていましたが、なぜかこの日だけは現在の高校を久しぶりに見たくなりおよそ25年ぶりに正門に立った次第です。


私が高校生の頃と全く変わっていませんでした。

私が受験した時は一宮高校と一宮西高校が学校群として一つのグループになっており、この学校群を受験し実際に合格発表を見に行かなければどちらの高校へ行くのかがわからない仕組みになっていました。

私は一宮高校に入学する事を強く希望していたため、一宮西高校への入学が決定された時の失望感は今でも忘れないほどです。

合格したのに希望の学校へ入る事が叶わない不条理さに強い憤りを覚えたのは言うまでもありません。

しかし、入学してしばし経ちますとそれが嘘のように慣れてしまうものです。仲良しの友人がどんどん増え、それが私にとってかけがえのないものとなっていきました。

卒業してはや30年近くとなりますが、当時の同級生との付き合いもいまだに続いており、旧交を温める会もしばしば催されています。

先日、実際に正門に立ってみたのですが、不条理さばかりを感じていた自分が嘘だったかのように懐かしさだけが私の中でいっぱいになりました。

今まで自分が通ってきた道を久しぶりに振り返るのも悪くないものです。

私にとっても友人たちにとっても一宮高校生ではなく一宮西高校生で良かったのだと納得する瞬間でもありました。