松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



細い糸

私は中学に入学した時に卓球部に入部しました。

そこから卓球に心酔し、高校に入っても卓球を愛し続けました。

一旦は辞めたつもりでいましたが高校を卒業して東京、そして京都の修行先でも少しばかりではありましたが、大会に出場していました。

修行を終え松屋長春へ戻り、卓球が忘れられず市民大会に出たのですが、運良く優勝する事が出来て一気に私の中の卓球愛が花開きました。

そうこうして30歳を少し過ぎたところまで社会人チームに所属して全力で卓球に打ち込んできたのですが、日曜日や祝日に限られている試合に出場する事が困難になり、自分の中で一つのけじめとして卓球から身を引く決意をしました。

先日、かねてから熱心に練習に誘ってもらう機会があって15,6年ぶりにラケットを持ちました。


私を再び卓球へ誘ってくれた友人は地元の会社、豊田合成にお勤めの方です。

同じチームであった訳でもなく、たまに練習場で顔を合わせるだけのお付き合いでしたが、私の事をいつまでも忘れずにいてくれた事にとても感激した次第です。

人とのご縁というものはこういう事なのでしょうね。涙が出るほど嬉しかった事は言うまでもありません。

ご縁というものは太い細いに関係なく、一度繋がったら切れるものではありません。たとえ細い糸であろうとも、その相手をいつまでも忘れない事が大切なのだとこの友人から教えられた気がしました。

遠い彼方へ葬り去ったと思っていた卓球。

頭では完全に忘れてしまっていたはずですが、実際に彼と相対してみると体は覚えているものです。

迷惑をかけない程度にはしっかり打つ事が出来ました。

熱いものが込み上げてきたのをこのブログを書いている今もはっきりと覚えています。

試合に出るのは願っても叶わないのはわかっていますが、たまには友人とこうして手を合わせてもらいたい。そう切に願いました。

細い糸でも切れずに繋がっているものです。

ご縁というものは全て大切にしなければなりません。

最高級の幸せを遠い彼方からの友人からいただきました。忘れずにいてくれてありがとう。

あなたのおかげで自分が輝いていた頃を思い出せました。