松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



柏餅

柏餅、スタートしております。


柏餅は端午の節句には欠かせない和菓子であります。

それには深い意味合いがあります。

「昔、武家では菖蒲が尚武に通じることから端午が尊重されました。武家にとっては家の存続が最も重要な課題であります。元々家を継ぐのが男子と決まっていた昔は、男の子の赤ちゃんをとても大切にしていました。

柏には新芽が出てくるまで古い葉が落ちないという特徴があるため、そこに家の存続の願いを込めて柏餅をつくり、食べました。」

簡単にご説明しますと、このような事です。

私には息子はおらず、三人の娘たちに囲まれています。

私のように商売をしていると、「男の子が欲しかったわねぇ」などとよく言われたものですが、子供が揃って女の子で本当に良かったと思っています。

また、お店を助けてくれているみなさんも全て女性です。

完全に松屋長春は女系のお店ですね。

とても居心地のよい毎日を過ごさせてもらっていますし、感謝しかありません。

現在では柏餅本来の意味は薄れていき、この季節になると自然に食べたくなるから買って食べる。

そんな方も多いかもしれません。

このブログをお読みいただいた方には、頭の片隅にでもこの菓子の意味を知り置きながら。
ご家族とそんなお話に花を咲かせていただけましたら。

そんな風に思っています。