松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



山茶花

山茶花

サザンカと読みます。

その名の由来は諸説ありますが、漢名の山茶花を「さんさんか」や「さんさか」と呼んでいたものが次第に「さざんか」と転じたと言われているものが主流のようです。



山茶花の花は多種多様あり、真紅のものやピンクのもの、そして純白のものや混色のものもあります。

松屋長春の山茶花は混色の山茶花を採用。

秋の季節には珍しく、彩鮮やかに仕上げてお店に並んでおります。

こなし製で中はこしあんとなっております。

それぞれの季節には、その季節にマッチした色合いというものがありますが、こうして少しレールから外れたような色合いの生菓子というのも艶やかでいいものです。

松屋長春という大きな家族の中で

昨日は松屋長春のお疲れ様会でした。また、お別れ会を兼ねた食事会でもありました。



この度、長きに渡り一緒に働いてくれていた仲間が1人松屋長春を卒業する事になりました。

ご主人のご転勤とご自身のご懐妊が理由で。

「おめでとうございます!」という気持ちが当然一番にありますが、本当に松屋長春のために一生懸命になってくれた一人でもありましたので、寂しい気持ちが私の中ではとても大きいです。

いつかはお別れの時がやってくるのを覚悟しているつもりだったのですが、やはり悲しみややり場のない寂しさを大きく伴うものであることをあらためて知りました。

こうしたお別れは何度経験しても悲しいものです。仕方ないことですが。

これから先の彼女とそのご家族に幸多き道が広がる事を心からお祈りいたします。

素敵なご縁があり稲沢市へ戻ってくるような機会があれば、また一緒に働きたいな。私はそう思っています。

松屋長春という大きな家族の一員として、皆が一つになって笑顔で仕事ができることにこの上ない喜びを感じています。

私もその家族の一員として毎日楽しく過ごさせてもらっています。

みなさん、本当に幸せをありがとう。

これからも仲良くやりましょうね。

放映日のお知らせ

先日、テレビ愛知の取材で何日かに渡って撮影をしていただきました。

私に取材のご依頼が来たのですが、お願いをして父に出てもらいました。



当然のことですが、私は赤ちゃんの頃から松屋長春を近くで見てきました。そんな私は誰よりもサザエさんのマスオさんのように外から入ってきた父の苦労を一番知っています。

私の数倍、数十倍も苦労した父がやっとお店の主人になり、今年で27年になります。まだまだお店の主人として精力的に仕事をしているところです。

そんな父にスポットライトを当ててもらう事に私は大きな喜びを感じるのです。

父あっての松屋長春でしょうし、父がいなければ現在の私はいません。



いつも一生懸命な父を撮っていただき、本当に嬉しかったです。

プロデューサーの伊藤さん、ありがとうございました。

放映日は11月26日の18時55分からの2時間番組です。

私は父を世界一尊敬し、誰よりも父のことが大好きです。

自分に厳しく、人に優しい父の人柄を皆さまにも知っていただきたい。

心からそう思います。

どんな風に放映していただけるのかは全くわかりませんが、ご覧いただけるお時間がありましたらぜひよろしくお願いいたします。