松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



三色だんご

例年よりもお店に出すタイミングが遅くなってしまいましたが。



三色だんごです。

今朝も、やらわかもっちりに蒸し上がったところです。

桜の木が花化粧を纏い、風にふかれてハラハラと散りゆく頃までお店に並べます。

娘たちと京都日帰り旅行

娘たちから「お店が休みだったらどこか三人で日帰り旅行へ行こう!」と誘われ、京都日帰り旅行へ行ってまいりました。

世界遺産、神社仏閣巡りが好きな私の提案に大人になった娘たちも賛同してくれ、今一度行ってみたいと思っていたところ三箇所を隈なく観光することができました。

一箇所目は世界遺産、醍醐寺。



京都の修行時代、世界遺産である多くの神社仏閣の配達へ通う機会に恵まれていた私ですが、醍醐寺とはご縁が無く初めての訪問です。



この日私はとても運が良く、ご住職と境内でお会いする事ができました。ご住職から直接枝垂れ桜や松や紅葉などについて詳しくおはなしを聞く事ができ、素晴らしい思い出となった次第です。

ご住職、私たちのために時間を割いていただき本当にありがとうございました。

二箇所目は三十三間堂。



こちらも修行時代は配達とは縁が無く、小学校の修学旅行以来の訪問となりました。

奈良の興福寺と同じく、国宝の宝庫である三十三間堂の壮大さに言葉を失うばかり。

興福寺、この三十三間堂、そして宇治平等院などはこうした意味では一見の価値がやはりあると思います。

また、三十三間堂の駐車場が無料である事にも驚きがありました。その寛容さには頭が下がります。

最後は建仁寺。



タイミング良く誰もが知っている俵屋宗達の名作二点にはお目にかかる事ができませんでしたが、大会社キャノンの力添えで数々の名作の複製を直接撮影する事ができましたので、ここに少しばかり掲載させていただきます。



長いようでとても短く感じた、幸せの京都日帰り旅行でした。



長女を含め、娘たちは現在の私の生きる活力源であります。

父である私を彼女たちが求めてくれている間は、こうして娘たちとのたくさんの思い出を作ることができたらなぁと思っています。

いつまでも娘たちから求めてもらえるようなスローでソフト、そしてファニーな父親であれるようにこれからも生きていきたいです。

静寂の王様

ボサノヴァの創成期を築き上げたジョアン ジルベルトが私はとても好きで、仕事を終えてお酒を飲む時などにこのジョアンの曲をよく聴きます。

ジョアンを一躍有名にした代表曲は「イパネマの娘」ではないでしょうか。

ボサノヴァ創成期を支えた盟友、スタン ゲッツとの共作がこのアルバムです。



ボサノヴァを世界に知らしめた超有名なアルバムです。

ジョアンのアルバムの中で一番のお気に入りはこのアルバムです。



クラシックギターとささやくような彼の歌声のみの構成で、疲れた時や心を落ち着かせたい時などにしっくりとくるのではないかと思っています。

他にもこのアルバムが好きです。



どれも素晴らしい。

爪弾くギターの音色にジョアンの声が溶け合って夢見心地の境地へ私をいざなってくれます。

先日初めて知った事ですが、ジョアン ジルベルトは最初はささやくような、呟くような歌声ではなく、声を張り上げて歌っていたそうです。

ブラジルの観客は時に演奏中におはなししてしまったり騒いだりする事があったようで、声を抑えて静かに歌ってみると、一転して観客が静かになりギターと歌声に耳を傾けるようになったそうです。

発想の転換ですね。それから彼独特の歌い方が固まっていったようです。

私はありったけの彼への愛を込めてジョアン ジルベルトのことを「静寂の王様」と呼んでいます。他には誰もそう呼んではいないでしょうが。

生前、彼の晩期に東京公演がありました。チケット代金25000円と往復新幹線代を考えてみると、とても高くついてしまうこともあり、散々迷ってやめてしまったのです。

今となっては少しの後悔が残りますが、幸いにもその東京公演のDVDが発売されていたので購入した次第です。



今は会いたいと思っても叶わない夢となってしまいましたが、このDVDを時間がある時に観て癒されています。

優しく全てを包み込んでくれるメロディと歌声を皆さまにもぜひ聴いていただきたく、本日はジョアン ジルベルトの事を書きました。