松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



非常にレアな和菓子です

おはようございます。

本日はなおい茶会です。

先ほど、特別室でお使いいただきます干菓子のセットを国府宮神社までお届けしてきたところです。



「種合わせ」

備中白小豆こしあんを黄色のおぼろ煎餅で挟み込みました。国府宮神社のご神宝である大鳴鈴の焼印を施しました。



「松葉」

こちらは生砂糖という生地で仕上げております。

種合わせは和菓子業界では半生菓子といい、生砂糖の松葉は干菓子のジャンルに入ります。

表題の「非常にレアな和菓子です」と書きましたのはこの松葉、意図があって昨日つくりました。

干菓子というのは元来、その漢字が示すとおり乾いた菓子であります。松葉も本来なら完全に乾かしてからお客様のお手元に届くものであります。

しかし本日の茶会では柔らかく、たべやすく、より美味しくというコンセプトでご提供したかったので、特別にこのようにつくったのです。

この松葉は茶会ご注文以外にも余分につくりましたので、松屋長春の店頭でお買い求めいただけます。

明日、明後日の連休を挟みますと、完全に乾いてしまい、その名のとおり干菓子として仕上がってしまいます。

この特別な松葉、本日だけの非常に珍しい干菓子となります。

ご希望のお客様におかれましては、本日中のご来店をお願いいたします。