松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



アマポーラ

ワンス アポン ア タイム イン アメリカ



私の中ではこの映画がロバート デニーロの代表作であると思っています。

貧乏なイタリア移民の子供たちが闇の世界に足を踏み入れ、大人になっていくに従って気持ちが少しずつずれていく様子を4時間ちょっとという映画の中では長めのストーリーで上手に組み立ててあるギャング映画です。

デニーロがカメレオンアクターと呼ばれるようになった所以がこの映画に詰まっています。

若き主人公、そして年老いてからの主人公を体重調整などをしながら演ずる姿はやはり圧巻の一言。

しかし、デニーロの演技は溜めが長くわざとらしいきらいがあるので私個人的にはあまり好みではありませんが。

品のない内容やバイオレンスが多く含まれていますが、古き良きアメリカが美しく描かれており、主人公をはじめ登場人物たちの着こなしにも注目したいところです。

なにより、ニューシネマパラダイスの作曲で有名になったエンニオモリコーネがこの映画音楽を手掛けているところが嬉しい。

いつまでも頭の中に残る「amapola」のメロディが言葉を失ってしまうほど美しいのです。

この映画は私が若かりし頃に観た映画ですが、「amapola」が流れる場面とこのメロディはなぜか私の頭の中にずっと焼き付いて離れません。

「amapola」は今まで色々な人が編曲し直して演奏していますが、ダントツに素晴らしいのはエンニオモリコーネのこの「amapola」です。それもパート2の方が秀逸だと思います。

是非、お聴きいただきたい名曲であります。

ブルーな夜空

夏の夜空にきらめく星を表現した和菓子です。



夜空は暗いものと相場が決まっていますが、淡いブルーな夜空もいいものです。

‪実際には無い事を想像を膨らませて表現することが私は好きです。‬

‪星が輝く夜空がブルーだったらどんなに素敵なんだろう?‬

イマジネーションが私は大好きなのです。

バトン

昨日は父が会合、次女と三女は二人で東山動物園に出かけていて、夜ご飯は母と二人でした。

はっきり覚えていますが、母と二人っきりで食べた夕飯は三、四年前に行った焼肉屋さん以来のことです。

夕飯は私が味噌煮込みうどんをつくりました。

二人でビールを飲みながら楽しく語らい合った幸せの夜でした。

母は私たち三兄弟が小さい頃から世界中のどんなお母さんよりも深く、熱い愛情を持って育ててくれました。

決して余裕のある精神状態ではなかった母でしたが、海よりも深い愛情を持って育ててもらった事は死ぬまで忘れません。

母が私に与えてくれた愛情はそのまま娘たちにも注がなくてはならないもので、それがしっかりとできた暁には私の孫へと同じようにしっかりと伝わるものであると思います。

愛情、教育、思想などは親から子へ、子から孫へと受け継がれるものです。

先日、松屋長春のブログを読んだ娘から「らっきょうが出来たら私の家に送って欲しい」との依頼があったので、昨日出来上がったらっきょうを東京に送りました。

思い出のよしこさん(おばあちゃん)のらっきょうです。



このらっきょうは祖母の味を思い出しながら毎年私が一生懸命つくったものです。結局のところ、私が幼過ぎて祖母から直接教えてもらうことは叶わなかったのですが。

和菓子づくりも料理もこのらっきょうも、この先娘へとバトンが渡されることと思います。

両親が私たち息子にしてくれたように、海よりも深い愛情と情熱を持ちながら娘たちにこれからも接していきたいと誓った夜のことでした。