松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



春夏秋冬

阿弥陀堂だよりという映画を観ました。



美しい音楽が映画全体を優しく包み、言葉を失ってしまうほど日本の四季を情景豊かに映し出しています。

映画自体は面白かったのかと問われますと、そうでもなかったのですが、最後に阿弥陀堂に住むおばあさんが紡いだ言葉にはっとさせられました。

「春、夏、秋、冬。冬だけは雪が真っ白に全てを覆い、人が住む里と山の向こうのあの世が一つになるのです。雪が溶けて春を迎えると、また夏がきて秋が過ぎ、またあの冬がやってきます。」

この映画は人の死や病気についての描写がとても多かったので、とてもタイムリーな映画だと私は感じました。

新型コロナウイルスの影響で不要不急の外出を控えるといった報道がされていますが、この映画中の自然いっぱい、季節感いっぱいの映像を見ますと、なんだか普段気にしてもいなかったような風や植物の匂いや、あれほど好きではなかった雨までをもとても愛おしく感じてしまいました。

いつも通りの生活を当たり前のように気に留めずに過ごしていた自分をこうして省みてみますと、平和のありがたみをひしひしと感じずにはいられません。

一分一秒を大切に生きなければなりません。

もうすぐ満開

おはようございます。

昨日、配達に出かけた際に多くの桜の木を見かけました。まだ開花は半分ほどで、満開少し前という感じでした。

来週には桜の満開を迎えることでしょう。

日本は縦長というか横長というのか、少し右上に延びた形状をしています。

当然、春も南西からやってきます。

台風もお約束したように南西からであります。

しかし、なぜ桜の開花は私が住む愛知県よりも東京都の方が早いのでしょうか。

これがいつも不思議でなりません。

開花を指標する靖国神社の桜だけが早く開花するわけではなさそうです。

疑問が私の中にふつふつと沸き始めると、どうにもこうにも歯止めがかからなくなってくるので厄介なのです。

前置きが長くなりました。



松屋長春の羽二重餅はただいま満開を迎えております。

こんな時だからこそ

コロナウイルスが世界中で猛威を振るっています。

私の友人も多くが在宅勤務となってしまいました。

また、スーパーやショッピングモールでは買い溜めのお客様で溢れ返っています。また、患者さんたちの悲痛な声などもしばしばニュースで目にします。

人間とコロナウイルスの戦争は新たな局面を迎えたと言っても過言では無さそうです。

このような話ばかりを見聞きしますと、誰しも情緒不安定になりがちです。

私は70歳を過ぎた両親と仕事をしていることもあって、出来るだけ外出を控えて家にいる事が多くなってきました。

こんな時だからこそ普段なかなかできない事を見つけ、少しでも落ち着いて生活しなければならないと思っているところです。

近頃は自分のための時間があまり無かったように思えたので、私は自分の時間を読書に充てたり早く身体を休めたりする事に重点を置くように努めています。



私は近頃こんな本を読んで勉強しています。

日本人は世界で一番繊細な感覚を持ち合わせていると常々私は思っているのですが、色に関しても細やかに枝分かれさせ整理されている事をこの本たちから詳しく知ることができます。

日本の伝統色はなんと465種類にも分類されているんです。

植物や動物、自然から感じ取った色彩を詳細な説明文を付けて紹介してくれます。

このような色彩感覚を身につけて和菓子にも反映させられたら、なんと素晴らしいことでしょう。

とても興味深い本に出会いました。