松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



レモン、夜、星

おはようございます。

今週も引き続き、どうぞお付き合いくださいませ。

7月が迫ってまいりますと、毎年この蒸し菓子がお店に並びます。


銘 「星の光」

葛製の生菓子になります。

レモンの皮、そして果汁をこれでもか!というほど投入して中のあんを仕上げております。

そして頂に金箔を配し、艶やかに昇華させました。

この「星の光」は松屋長春の夏の生菓子で一番の人気商品です。

夏は夜と言うように夜には星にも目を向ける余裕を持ちたいものです。

話はずれてしまいますが、一昨日のストロベリームーンはお天気にも恵まれたこともあり、とても美しく見えました。

月や星は不思議な力を持っているもので、夜空を見上げるだけですーっと心が安らぐのを覚えます。

レモン、夜、星

この生菓子でこの三つを繋げ合わせました。

大徳寺納豆をしのばせて

おはようございます。

今朝は配達が多く、やっと戻ってまいりました。

まず、性海寺のあじさいまつり。あじさいまつりは本日をもって終了となります。茶席も最終日となりますのでご希望のお客様におかれましては本日中にお出かけ下さいますようよろしくお願いいたします。

次に

国府宮神社の月釜。

本日の茶席菓子は若あゆです。


ふっくら卵の生地と羽二重餅の取り合わせはお店売りのものと全く変わりませんが、本日ご担当の先生のご希望で中に大徳寺納豆をしのばせました。

とてもいいアクセントになると思います。

とても素晴らしいお天気に恵まれました。


風も気持ちよく心まで綺麗になったようです。

生きている理由

毎日、自分へ課す課題が私にはあります。

それは、娘たちのお弁当づくりと家族全員の朝食と夕食の準備です。

よく大変だねと言われますが、全くそんな事はなく辛いと思ったことは一度もありません。

それは私の料理を皆が喜んで食べてくれるからでしょう。

いつしか皆の喜ぶ顔が見たくて、そして美味しい!という声が聞きたくて、毎日お弁当の中身はどうしよう?夕飯は中華にしようか、イタリアンにしようか、などと色々思案するようになりました。

よく考えてみますと、和菓子職人としての幸せや喜びもお客様に喜んでいただくため。ただそれだけのために仕事をしているのです。

また、私は家族や友人たちを笑わせる事にも命をかけています。これも人に笑ってもらうことに幸せを見いだしたいからです。

全ては同じ理由からの行動です。

人に喜んでもらうこと。それについて考えた事は今までありませんでしたが、私を突き動かす由来がわかったようでなんだか嬉しくなりました。

私が生きている理由はこれなのです。これに尽きるのです。

先日は昼間に夕飯のメニューを思い付いてハンバーグをつくりました。


豚ミンチと牛ミンチを別に入れ、玉ねぎを入れ塩と胡椒で軽く味付けします。


今回はパンの耳とおからをフードプロセッサーで細かくし、卵を入れてハンバーグのもとをつくりました。


冷蔵庫で一時間くらい寝かせます。

その間、

人参のグラッセ


じゃがいもの素揚げをつくります。



それからハンバーグを成型してやっと焼き上げです。


ソースも手作りで仕上げました。

ついでに大根と豆腐と揚げの味噌汁もつくりました。


みんな喜んでくれました。

笑顔をみると小さな幸せを感じます。

毎日まいにち繰り返しくりかえし。

とても地味でささやかではありますが、この幸せのために私は生きているのです。

ごはん、仕事、そして休日。

全ては全部おんなじ。

全部繋がっているのです。