松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



ゾーン

超がつくほど集中している時。

そんな瞬間を「ゾーンに入った」などと形容したりします。

スポーツなどでよく聞くことであります。

私の仕事でも一日の中でここは!と感じた時に特に集中する瞬間が何度かはあるのですが、集中力というものは誰しも一日中は続かないものです。

タイミングを見計らい、そこに集中力を傾けなければなりません。

では、「ゾーン」とはなんなのでしょう?

集中し切っていて、まわりの状況まで把握できないほどの事を指すのでしょうか?

私は集中しながらも目と耳、そして頭だけは冷静沈着でいられる状態が一番なのではないかと思っています。

なぜなのかはわかりませんが、私が集中する時は特に耳が敏感になっているような気がしていて、時計のカチカチという針が進む音や風が吹き抜ける音や道路を車が疾走する音、人の足音までもが少しスローモーションのように聞こえたものです。

聞こえたものです、というのは今の私は左耳が全く聞こえません。ですので、色々な音をサラウンドで聞く事ができなくなってしまったからです。

片耳がダメになっただけで、私だけが持っていた世界観がガラッとかわってしまいました。

しょうがないことです。以前の私にはどんなに願ったって戻ることはできないのだから。

もう、これで右耳だけになって5年ほど経ちました。右耳と上手に付き合いながら自分だけの集中の感覚を探していきたいと思っているところです。

集中のおはなし、聴力のおはなし、長くなってしまいました。



裏漉しした干し柿を真ん中に配置した羽二重餅製のころ柿。

以前もご紹介しましたが、形をかえてお店で並んでおります。

今週末くらいで材料が底を尽きそうです。

売り切れ次第終了となりますまで、お付き合いくださいませ。

純白の羽二重餅にぴったりです

おはようございます。

羽二重餅の事前のご予約ですが、現在1月8日まで埋まってしまいました。

昨日、一昨日と連休を頂戴しておりましたので本日は1月9日,10日,11日の三日間分をご予約いただいております。

各日、少しずつではありますが、まだ空きがございます。ご希望のお客様におかれましてはお早目のお電話をよろしくお願いいたします。



クリスマスが近くなり、羽二重餅の焼印が雪だるまにかわりました。

純白の羽二重餅にはぴったりの図案であります。

ゴボウのおはなし

お正月に向けてやっておかなければならない仕事が積もり積もってきました。

仕事は雪とおなじで積もるだけ積もってしまうと、片付けてしまうまでに大きな労力を必要とします。

出来るだけ仕事に追われないようにしたいものです。

お正月には「花びら餅」。本日はこの花びら餅に使うゴボウのおはなしです。



土付きのゴボウをしっかり洗います。



花びら餅に使用する長さに切り分けて



そこから茹で上げます。

ゴボウはアクの塊。出来るだけ白く仕上げることに注力します。



出来上がりました。

ここから実際に花びら餅に使う大きさに切り分けて、蜜漬けにし、やっと完成です。

ゴボウの仕事が片付くとホッとします。

この仕事も大変な労力を必要としますが、缶詰で買うものとでは大きな味の違いが出ます。

やはり手づくりに勝るものはありません。

ゴボウの切れ端でたくさんキンピラゴボウも出来ました。

毎年この時期、私がつくる毎日のおかずはキンピラゴボウの嵐が吹き荒れます。