松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



霞をこう表現しました

「春かすみ」



そう銘打ってお店に並べています。

なかなか純白に近いものの写真を撮るのは難しいもので、上手に撮れていないことお許しくださいませ。

うららかな春の少し霞んだ景色を表現した薯蕷製の蒸し菓子となります。

薄紅色の同生地を裏打ちして、優しい色合いでピンクが透けるように設定しています。

そして「霞」を銀箔を散らすことで表現しました。

早朝、霞んだもやの中にうっすらと見える桜をイメージしています。

幻想的な景色はときに人を夢の中へと誘ってくれます。

今年は花見もままならないような事態がずっと続いております。

今年の私は人目を避け、夜桜をこっそりと愛でに出かけようと思案しております。

しっかりと薄紅色も判別できないような夜の花見も趣深いものかもしれません。

優しく、控えめな色合いで

優しく、控えめな色合いで白雪糕という干菓子を仕上げました。





一昨日に娘と知多半島へ出向いた際に多く見かけた菜花をこの目に焼き付けてつくりました。



雲一つない青い空に向かってまっすぐ伸びた菜花が、風に吹かれてゆりかごのようにゆらゆらと揺れる様子がとても私の目に美しく映ったのです。

菜花は菜花でしか放たないその香りもとても印象的で、近くにいなくともその優しい香りが鼻をくすぐってくれます。

キンモクセイやユリなどのような強い匂いではなく、どこまでも控えめでありどこか奥ゆかしくも感じます。

干菓子は特に私が修行した京都では、普段の着色よりもより強く色鮮やかにするのが常とされていますが、私がつくったこの白雪糕はあえて着色を意図的に抑えて仕上げております。

最後に白雪糕のご説明です。白雪糕は落雁のような干菓子です。原材料は餅米の粉2種類と砂糖が元となっています。

懐かしい味わいや香りが昔小さかった頃を思い出させてくれるような、そんな干菓子であると思います。

娘孝行の一日

昨日はお休みをいただきました。

もともとは友人と鱒を釣りにいく約束をしていたのですが、三女が一日何も予定が無く一緒にお出かけしたいとの事だったので、釣りの日程を延ばしてもらい、比較的近くて気軽に行くことができる知多半島へ行ってきました。



久しぶりの海。

風の強い日でしたが、潮風が気持ち良く日差しも心地よかったです。

最初に向かったのは、まるは食堂。



海の恵みをいただき、娘も私も大満足。

その後、私は知らなかったのですが友人から教えてもらったパフェのお店へ。



高台にあるこのお店は、テラス席もあり見晴らしがとてもよかったです。

遠くに見える海面がキラキラして、私たちにとっては後々まで記憶に残る美しい思い出となりました。

最後に娘の希望で、南知多ビーチランドへ。



動物たちと触れ合う事ができる、ミニマルでどこか家庭的な南知多ビーチランド。

初めて訪れた娘も気に入ってくれたようです。

4月から大学生になる娘。

彼女は勉学やアルバイトに勤しみ、今よりもずっと忙しくなるでしょう。

その前に父娘水入らずで一日を楽しく過ごせたこと、本当に嬉しかったです。

父として、友人のような存在として娘たちから求めてもらえる事をとても幸せに思います。

彼女たちにこうして少しずつでも娘孝行がこれからもできたらなぁ。そんな風に感じています。