松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



竹流し

水ようかんの竹流し、今年もスタートいたします。




プラスチック容器と違い、竹の香りが水ようかんにほんのりと移り、とてもいい塩梅となります。
私たちの生活の周りには人工甘味料や保存料、添加物も多く、香りにおいても香料が蔓延しております。

小さな頃からそれらに慣れ親しんでしまうと、刷り込みで頭の中で本物だと誤認識してしまう事実があります。

しかし天然の素材の持つ味や香りは突きん出たものはないものの、優しいそれにとても癒されます。

味覚と嗅覚はとても食べる行為には重要な要素です。しっかりとした本物を知るのは、これから更に大切な事となってくるのだと思います。

松屋長春の和菓子は自然の恵みのみを取り扱っておりますが、これからも変わらず作り続けていきます。



話は戻りますが、竹流し。冷蔵庫でひんやりとさせてお召し上がり下さい。

羽二重餅の特別販売 二件のお知らせ

今週の土曜日、日曜日に羽二重餅の特別販売がございますので、前以てご案内いたします。

この二日間は販売場所が違います。




5月27日(土)
アピタ岩倉店
http://apita-iwakura.com
住所
愛知県岩倉市旭町1-25
電話
0587-66-7111





5月28日(日)
一宮名鉄百貨店
http://www.e-meitetsu.com/mds/ichinomiya/
住所
愛知県一宮市新生1-1-1
電話
0586-46-7111

現在の羽二重餅の焼印は巻水です。



ご購入ご希望のお客様へ。

それぞれの販売時間や販売方法に違いがあると思います。事前にお問い合わせいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

初夏の香り

私が考えるところの初夏の香りはこれではないか。
そう思います。




くず桜。
子供の春に摘み取った桜葉の浅漬けです。このまま漬け込むと、来春の桜餅に使われる桜葉になります。

一見同じようで全く意味合いも使い方も違います。

この浅漬けの桜葉は浅漬け故に食べられないことはありませんが、葉がかたいので食べません。

香りのみを葛に移し込み楽しむものとなっています。そして見た目。青々とした桜葉の色合いも同時に楽しむことを目的として使用します。

一方桜餅に使う桜葉は一年間漬け込むため、しっかりと漬物になっており、香りと同時に桜葉の味も楽しむことができます。

しかし、色合いが浅漬けと違い、深緑色なので色は二の次となるでしょう。
この桜葉は伊豆産。





日本の桜葉の一大産地です。
この桜葉の浅漬けはあまり使う和菓子屋さんがありません。

浅漬けは色が変わりやすいというデメリットがあるからでしょうか。すぐに変色します。

浅漬けの桜葉を選別しながら捨てる葉も非常に多いですが、初夏の香りをお客様にも感じていただきたく毎年必ずつくります。

松屋長春の定番和菓子です。

なかなか食べられないくず桜、桜葉が無くなるまでつくります。