松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



広告用に

広告用に羽二重餅の画像をくださいとのご依頼がありました。




私は写真の撮影はど素人なので、とても上手だとは言えませんが二枚撮りました。












採用してくださるのだろうか。

私の使命

毎年生徒さんたちのご卒業に合わせてご注文いただきます「落雁」。












「らくがん」と言い、原材料は餅米とお砂糖だけです。




中心にはあんを据えるのですが乾きやすい生地故、私たちの業界用語でネキと呼んでいる水飴をあんにしっかり含ませて打つのです。








ご年配の方々には馴染み深い和菓子でありますが、残念ながらほとんどこの「落雁」をつくる和菓子屋がなくなってしまいました。




「落雁」を納めているいくつかの学校とは、もう70年くらいのお付き合いになるでしょうか。使う木型もそのくらいの年月を重ねています。




「らくがん」と言いましても決して「楽がん」とはならず、一日中一生懸命打っても300セットほどしか打てません。




首や肩、そして腰などが悲鳴を上げます。




それほど大変な仕事なので、両親はこの仕事に関しては引退しました。笑




よって私だけの仕事となりました。




私はいつも和菓子のことをたくさんの方々に伝えたいと考えています。




広く和菓子を知っていただくことで和菓子という業界発展にも寄与できると思っています。




毎年このような伝統的な和菓子づくりに携わらせていただく事に大きな幸せを覚えます。




私がこの「落雁」をつくる事によって、皆さまにこの和菓子をご紹介できる機会を頂戴しています。




この先、「落雁」が遠い彼方に忘れ去られていかないためにもこうしたご紹介が必要であると思っていますし、それをご紹介することが私の使命であると考えています。

広報なか 春号

昨年、「広報なか」の取材をいただきました事をブログで書いたことと思います。




春号が発刊されました。




昨日、担当者の方が直接松屋長春まで届けてくださいました。




4ページにわたって掲載してあります。
















数に限りがございますので店頭には置きません。




ご入用のお客様はスタッフにお声がけくださいませ。お渡しいたします。




丁寧に取材をいただき、これ以上ないほど私の気持ちをしっかり代弁してもらいました。




とても嬉しく幸せな事です。




ただ一つだけ残念な事が。




あれだけ確認したのに娘の名前が「あづさ」と記載されていました。私の娘は「あづき」です。




この広報を手に取られた方へ。




すみませんが一冊ずつ訂正はいたしません。「あづき」とお覚えくださいませ。