薯蕷製の「あやめ」をつくってお店に並べる毎日です。
「あやめの色合いを頭の中でイメージしながらお召し上がりいただきたいな。」
緑と紫の2色にしなかったのはそんな考えがあるからであります。
日本の和菓子には具象的なものと、抽象的なものとが混在しています。
父も私もお客様の想像が膨らむような、そんな抽象的な和菓子を好んでつくります。
想像力を駆使しながらあれやこれやと思い巡らす事に非常に面白みを感じます。
本日ご紹介しました和菓子はシンプルながらも、そんな楽しさを含んだものではないかと考えております。