松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



柿たっぷりと

柿のあんを備中白小豆に合わせ、ふわふわの羽二重餅で閉じ込めました。(こんな感じのフレーズをよく聞くので一度書いてみたかったんですが、私らしくないので結局しっくりこない。笑)




内容はご説明した通り。




柿の香り、味がしっかりと溶け込んでおりますので秋の味覚を充分に味わっていただける和菓子となっております。





ラストスパート

ハロウィンの和菓子たち、ラストスパートです。













くだらない話

「100万本のバラの花を~あなたにあなたにあなたにあげる~🎵」




この曲、ご存知ですか?ご存知ではない若い方も多いかもしれませんね。




今朝、隣に住む山田さんからものすごい量のパクチーをいただきました。100万本は無いまでも、100株くらいはあると思います。




両親、息子は苦手なのですが、私と娘3人は大好物です。本当に嬉しい。




山田さん、ありがとうございます。




冒頭の曲を口ずさみながら早速料理を一品つくりました。












豚肉を塩胡椒で炒めて、刻んだパクチーをどっさりのせる。あとは、ライムをたっぷりと搾りかけて食べるだけ。




こんなシンプルな料理なのに、アジア料理屋さんの逸品にも並ぶほど美味しい。




これからしばらくは私のパクチー料理が食卓に並び続けることと思います。




楽しみ~




ここからはくだらない話。




私は京都の修行時代、毎日のように京都市内を中心に和菓子を配達していました。道の詳しさはタクシー運転手と肩を並べるほどであったと思います。




京都大学の近くに「百万遍」と名付けられた交差点がありました。信号機の下にもしっかり「百万遍」と看板が付いています。




私はそこを通るといつも「百万遍のバラの花を~🎵」なんて車に乗りながら大きな声で歌っていました。(一人で乗ってるから大きな声で歌ってもええんです。誰にも迷惑はかかっておりませんから。でも、フロントガラス越しに見える私の顔はさぞかし面白かったことでしょう。笑)




パクチーからこの歌がパッと口を衝いて、「百万遍」の交差点の事を懐かしく思い出すまでに至りました。




京都、今思い出してみるといい街だったなぁ。なんて感傷的になってしまいます。




あ、もう一つ。




100万本のバラの花を歌う歌手は加藤登紀子さんなのですが、彼女は京都大学ではなく東京大学の出であります。




なので加藤登紀子さんは「百万遍」の交差点の事は知らないかもしれませんね。