松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



秋の所作

栗蒸し羊羹が秋模様にかわりました。








暦の上ではすっかり秋になりましたよね。でも、まだ今も一日中半袖でいられるほど暖かい。




昔から自分が持っている肌感とは大きくズレが生じてしまっていて、不思議な感覚と言いますか気持ち悪いと言いますか。




日本人である私たちが思っている四季というものがこのまま有耶無耶になっていってしまうようで、とても悲しいです。




温暖化が進み亜熱帯気候に歩み寄る時代がやってきてしまうかもしれません。




昨日、外に出て気づきました。




稲刈りは完全に済んだものと思っていたところ、まだ所々の田んぼには黄金色の景色が残っていました。








稲穂が頭をもだげるこの時期の田んぼは春先の鮮やかさとはまた違ってステキです。




また、香りに誘われて道路脇に目を遣るとキンモクセイが花開いていました。一年ぶりの懐かしい芳香。








植物たちの秋の所作をこうして感じると、「ああ、まだまだ四季はしっかり残ってくれているのだなぁ。」と少し安心感を覚えます。




今週の私は仕事に追われ追われる毎日になりそうですが、文章を書く時間だけは残しながらやっていこうと思っております。




変わらずお付き合いくださいましたら嬉しいです。

石の上にも三年

長女が結婚して三年が経ちました。




娘の結婚は娘3人を持つ私に初めての息子をもたらしてくれた瞬間でもありました。




長女と結婚したかっただけなのに、変なおじさん1人だけでなく、私の両親までもオマケで付いてくるような家に飛び込んで、最初の頃は特に大変だった事と思います。実際に慣れるまで大変だったよな。




毎日同じ目標に向かって仕事をし、朝昼晩と食事を共にしていくにつれ、私たちはホンモノの家族になったと感じています。




息子は何か楽しみな事があったりしますと、それはそれは表現できないくらいの嬉しそうな表情を見せるのですが、私はその顔がたまらなく好きです。




見ているこちら側まで幸せになるようで。




娘たち3人と同じように息子に対しても深い愛情に溢れている事に気づく毎日です。




実は今日、息子の27歳の誕生日です。あいにく定休日なのでほとんど彼に会う事ができません。




なので昨日の夜、仕事が終わってから家族みんなで誕生日のお祝いをしました。








「石の上にも三年」




これから一緒に歩んでいく長い月日の中のたった三年過ぎたばかりですが、こうしてお互いに笑っていられる事、本当に幸せに思います。




息子よ、お誕生日おめでとう。




君は私の息子。誰よりも愛しています。

ほんの少し小さめの羽二重餅

本日最後のご案内です。




国府宮神社での茶席は「秋の芸術祭」。稲沢市文化協会茶華道部の皆様が主催の茶会であります。




今日はそれとは別の茶会が稲沢市民会館で催されます。




こちらは西尾張県文連芸能大会と言いまして、また別の団体が主催の茶席だそうです。




いつも仲良くさせていただいている裏千家の先生がご担当されます。




先生からのご依頼は羽二重餅でした。




少しサイズを小さく仕上げておりますが、正真正銘の松屋長春の羽二重餅であります。(それでも一般の和菓子よりも大きいと思いますよ。)




こちらも当日券のご用意があるそうですので、ご希望の方は直接現地にて呈茶券をお買い求めの上、参席されてくださいませ。




焼印のチョイスはこちら側でさせていただきました。




「吹き寄せ」をテーマにもみじといちょうの焼印をランダムに施してお届けいたしました。












お召し上がりくださいますお客様へ。




どちらが手元に届くかお楽しみに。