松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



それでいいのです

目に青葉 山ほととぎす 初鰹




初夏の感覚を最も端的に表現した山口素堂の句であります。先日少しおはなししました。




本日は「山ほととぎす」と銘打った軽羹製の和菓子をご紹介いたします。




松屋長春は和菓子を抽象化させて表現する事を好む和菓子屋。




この「山ほととぎす」も一見するとホトトギスには見えませんが、それでいいのです。




受け手の方々それぞれの頭の中にふんわりと想像を膨らませてもらえたら、それでいいのだと考えます。




新緑の中に気配を潜めながら声を響かせるホトトギス。そんなイメージで捉えていただけましたら最高に嬉しいです。





流れ流れて

激動のゴールデンウィークが終わりました。




私たち家族も、お店を支え続けてくれているスタッフさんたちも、今日から少しだけですが、全員に安堵の表情が見られるのではないかなと思っています。




羽二重餅の新作がお店に並びました。アクアブルーに流水の焼印、備中白小豆こしあんとの取り合わせ。








水が流れるように季節は流れ、それに伴い和菓子も流れ流れてゆきます。




ゴールデンウィークを境に松屋長春の和菓子もゆるやかに夏へと移ろいでいきます。




この一年も、皆様とともに和菓子のページをめくりながら、穏やかに流れてゆけましたら、私にとってこれ以上ない幸せであります。

馬まつり

こなし製の「青梅」がお店に並びました。












この「青梅」をもちまして、今季のこなし製の和菓子はひとまずおしまいとなります。




こなしを好まれるお客様におかれましては、食べ納めとしてお楽しみいただけましたら幸いです。




本日、国府宮神社では「梅酒盛神事」が執り行われます。




古くから続くこの神事は、「馬まつり」とも呼ばれております。




ご紹介いたしましたこの「青梅」も、毎年この神事にてお使いいただいております。