松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



贈り物

年齢を重ねてきますと、「私は何も問題なく健康です。」というような五体満足な人はほとんどいないのではないでしょうか。




私にとって一番の障がいはやはり左耳が全く聞こえなくなってしまった事です。




ちょうど聞こえなくなってしまってから12年ほど経ちました。




よく、病気を患ったり障がいを持ったりした方が、「これは贈り物。」だとか「神様からのギフトです。」などとと言われるのですが、正直に言います。私は「ケチがついた」としか思えず、随分と人間が腐りました。




片耳だけで生活していくうちに、次第に不自由さを受け入れていき、「ああ、こんなもんだから受け入れよう。」と今に至ります。人にも笑って説明できるようにまでなってきました。




たまたま「僕が生きてる、ふたつの世界」という映画を先日観ました。








耳の不自由な両親の元に生まれた、耳が聞こえる主人公。




両親の深い愛の中でも、彼には彼の葛藤がたくさんあって。。。




幼少期、青年期を経て社会人になって、手話に対してもだんだん抵抗が無くなっていく様を静かに正確に、とてもわかりやすく描写してくれています。




両親、特に母親の深い愛情に胸を打たれました。お母さんの優しい眼差し、心遣いの一挙手一投足に私は泣けて泣けて。。。




反抗期を経て、両親の住む地元に戻ろうと決心した主人公の心模様にも涙無くしては観られませんでした。




片親になり、片耳となってしまった私ですが、全員が成人となり結婚した今でも友人のように接してくれる3人の娘たちが近くにいてくれる事で、何とかここまでやってこられました。




本当に心強かったです。




私にとっての「贈り物」は、やはり娘たちなのです。




My three daughters, my greatest gifts.




です。




劇中のお母さんも、同じような気持ちで接していたに違いありません。




自分にも少し重なるようなドラマがあるって、やっぱり沢山の勇気をもらえます。




この映画を観た後、俄然元気がみなぎってきました。




映画は私を奮い立たせてくれるカンフル剤であります。

栗ようかん

今年も栗ようかんが出来上がりました。




松屋長春の栗ようかんはどこを切っても栗が必ず出てきます。












小さく切って「入ってないじゃない。」なんて意地悪を言わないでくださいね。笑




羊羹類、水羊羹、最中、カステラなど比較的崩れにくく、日持ちのする和菓子は全国発送可能であります。




発送ご希望のお客様は直接松屋長春までお電話くださいませ。

キムタク

練り皮製の菊の和菓子「千代見草」が、今年もお店に並びました。












備中白小豆こしあんとの取り合わせで、【可憐で清楚】を意識しながらつくっております。




菊には別名(異称)がものすごくたくさんあります。




花の中では、ダントツでナンバーワンかもしれません。




この「千代見草」のほかにも、いくつか挙げてみますと、




まさり草、よわい草、重陽花、初見草、ちぎり草、星見草などなど。。。




まだまだ挙げ出したら、キリがありません。




人は源氏名など別の名前を持つことはあれど、親からもらった名前以外の名前を持つことは普通はありません。




いいなぁ。




私も時と場合によって名前を使い分けられたら面白いのに。




時には「ちょ待てよ。木村拓哉です。」なんて名乗ったら、日本中の人が、




「え! キムタク? ギャーっ!!」




と振り向くかもしれないし、




ある時は「ブラッド・ピットです。」と名乗れば、




「え? あのブラッド・ピット? サインもらおう!」




なんてことになるかもしれません。笑




やっぱりダメか。




持ってる顔が違うから。笑笑