松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



納得の色合いで

「十五夜(中秋の名月)」




簡単にご説明しますと、十五夜とは、秋の収穫を月に感謝する日です。




月への感謝の気持ちを込めて、みなさまもご存知の「月見団子」や「すすき」に加え、土地によって少しずつ違いはありますが、「お酒」などもお供えします。




十五夜は別名、「芋名月」とも呼ばれます。




これは秋に収穫した里芋をお供えする風習からついた呼び名です。




ただ、里芋だけをお供えするわけではありません。




里芋をはじめ、栗や枝豆、柿、梨など、その時季に収穫されたさまざまな作物をお供えし、秋の実りに感謝するのです。




前置きが長くなりましたが、松屋長春では毎年「芋名月」と銘打った、里芋を模した和菓子をつくります。




実は昨年まで餡には北海小豆のこしあんを使っておりました。




これは、私の京都の修業先で習ったままを踏襲したものでしたが、どうしても中のあんの色合いが外側の練り皮製の生地に移ってしまう。




そこが私としてはどうしても気になるところでした。




そこで今年から餡を備中白小豆のこしあんへと変更しました。




毎年お買い求めくださっているお客様には、今回の違いに、きっと「ピン!」と気づいていただけるのではないかと思います。




今年は、美しい色合いに仕上がりました。





水面の月

「水面の月」




松屋長春の新作です。




こなし製の生地に、こしあんを合わせております。




美しい満月の夜。静かな水面に、朧げに浮かんでは揺れる月。




その月を時折覆い、また姿を見せる雲。




そんな水面に映る月と雲の情景を、この和菓子に落とし込みました。












今年の十五夜「中秋の名月」は、9月25日(金)。




気持ちの良い晴天の日が、なかなか訪れてくれませんが、




せめて十五夜の夜には雲の切れ間から美しい満月を眺めることができますように。




皆様とともに綺麗な月を拝めることを願っております。

肉吸い

昨日の昼、スタッフさんたちにも食べてもらおうと、特製「肉吸い」をつくりました。




①鰹節と昆布で濃厚な出汁をとる。




②飛騨牛を一度しっかり湯に通して、アクを徹底的に取り除く。(牛肉は他の肉に比べてアクが尋常じゃないくらい多いんです。いきなり生肉を出汁に入れるとえらい事になるから。この時、脂分も適度に落ちて、スッキリした味わいになります。)




③日本酒、醤油、味醂、砂糖で味を整え決め打ちしてから、玉ねぎ、長ネギの順番で火を通して完成です。




アツアツをごはんと一緒にみんなでたっぷり食べました。




久しぶりの「肉吸い」でしたが、上手にできました。