松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



氷室

本日は、いつもお付き合いのある松尾流の先生に、家元のお茶席でお使いいただきます和菓子をご紹介いたします。




六月一日は「氷室開き」の日。




豪雪地帯では冬の間に「氷室」と呼ばれる小屋へ雪を蓄え、初夏を迎えた頃、その中に残った雪を取り出して殿様へ献上していました。




冷蔵技術のない時代において、真夏まで残る雪は大変貴重なものであり、人々はその白く清らかな姿に特別な思いを寄せていたのでしょう。




この和菓子は、古くから受け継がれてきた厳かな「氷室開き」の情景を映したものです。




「氷室」、松屋長春の店頭でも販売をいたします。








静かに残る雪の白さと、そこに宿る初夏の涼を感じていただけましたら幸いです。

モネの夢

「ハッとしてgood」という歌があります。そうです、たのきんトリオの田原俊彦の歌です。




和菓子のデザインはまさにこの「ハッとしてgood」的な瞬間に生まれたりしますね。本当にそうなんです。




本日ご紹介は「モネの夢」と銘打って本日から販売をスタートさせる和菓子です。




モネは睡蓮をはじめ植物を深く愛した著名な画家なのですが、彼のつくった睡蓮が咲く池をイメージしてこの和菓子をつくりました。




水色、緑色が広がる池のキャンバスに様々な色の睡蓮が咲く。




風も音もない静かな水面に映る光。ゆらりと揺れる色彩。そんなモネの世界を小さな和菓子の中に閉じ込めてみる。




モネご本人にこの和菓子のことを説明したら、怒られるだろうか。少しこわいです。笑




束の間ではありますが、印象派の巨匠が見た夢の続きを少しでも感じていただけましたら嬉しいです。





ぜひ一度ご覧くださいませ

このたび発売されました「名古屋から行く半日ドライブ」の中で、ありがたいことに松屋長春をご紹介いただきました。












関西を拠点に活動されている出版社の皆さまが、わざわざ当店まで足を運んでくださり、丁寧に取材をしてくださいました。その節は誠にありがとうございました。ここに改めまして深く御礼申し上げます。




本の中では、愛知・岐阜・三重の三県に点在する魅力的なお店や名所が数多く紹介されており、私自身も「こんな場所があったのか」と驚きながら楽しく拝読しております。




「行ってみたい!」と思ったお店もたくさんありましたので、これから徐々にお邪魔していきたいと思っております。




近場でありながら、まだ知らない景色や味わいがたくさん載っていて、まるで地図の余白に小さな灯りがポツポツと点っていくような一冊でした。




書店にてお見かけの際は、ぜひお手に取ってご覧いただけましたら幸いです。