松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
泣いて笑って
超久しぶりにものすごく美味しいお寿司を食べました。
月に二度ほどは休日を共にする友人が握って持ってきてくれたのです。
友人は名古屋市西区で寿司屋を営む「鮨井」のご主人。
「鮨井」はミシュランガイドに掲載される素晴らしい店構えの寿司店であります。
実はこのところ私たち家族に大きな節目の時がやってきて、毎日バタバタと色んな事柄が重なっておりました。
そちらについてはあらためてこちらでおはなししようと思っています。今しばらくお待ちください。
そんな大変な我が家の事をおもんぱかって、わざわざ出向いてきてくれたのです。
井田ちゃんありがとう。
おかげで今夜は夕食をつくらなくても済んだ上、このようなご馳走を家族でいただくことができました。
私は社会人になってから多くの飲食店を中心とした(それ以外にも素晴らしい友人がたくさんいてくれます。)友人たちに恵まれました。
友人みんなのあたたかい心に精一杯の恩返しをしなければとあらためて誓ったところです。
昨日泣いて今日は笑いました。
感情的にこの忙しい毎日はもう少し続くことになりそうです。
私たちを支えてくれる友人たちに感謝の念しか持ち合わせていない私がいます。
みんな、いつも本当にありがとう。
朧月夜
菜の花ばたけに入り日薄れ
見わたす山の端霞ふかし
春風そよふく空を見れば
夕月かかりてにおい淡し
童謡の「朧月夜」の歌詞です。
私はこの歌詞もメロディも大好きです。
歌詞の情景が頭に浮かんできます。
あたかも自分がその素晴らしい場所にいるかのようにイメージでき、菜の花の香りが鼻を優しくくすぐるようです。
冬と言いましても寒さはまだまだ。明日からの2月が一年で最も寒くなる時期なのではないでしょうか。
少し早いかもしれませんが、菜の花畑が咲き乱れる春を思いつくりました。
鳥が春を告げ、花は咲き乱れ、季節に身を置いて、流れと同化して。。。
そんな季節が待ち遠しくて仕方がありません。
風に吹かれて
映画「レジェンド&バタフライ」を観てきました。
山田洋次監督の映画「武士の一分」を観た時に木村拓哉さんの俳優としてのとてつもないポテンシャルを存分に感じました。
そんな事で、この映画に寄せる期待値は計り知れないものがありました。
内容はもちろん書きませんが、今回も鬼気迫る彼の演技に酔いしれることができました。
国民的アイドルの地位を不動のものにした木村拓哉さんですが、年齢的にはもうアイドルとは呼べないかもしれません。しかし、新しい魅力をどんどん発揮する姿に尊敬の念を抱かずにはいられません。
天は二物を与えずとはよく言いますが、天は二物だけでなく三物も四物も与えることがあることを知りました。
常にそうであるには並大抵の努力ではなし得られる事ではありません。
また、常に人の目を感じながら生活しなければならないでしょう。
ああ、凡人でよかった。
スキの無い男に憧れがありますが、ノーガードのスキだらけの男でいられることに安心感を覚える今日この頃です。笑
レジェンドにはなれませんが、蝶のようにはらはらと気持ち良く風に吹かれて生きていきたい。そんな風に思います。