松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
ごぼうとカレーと味噌
ごぼう料理の最後はかき揚げ。
こんな事を他に誰かしているのかはわかりませんが、天ぷらの生地にS&Bのカレー粉を混ぜてみたらどうだろう?と閃いたのでやってみました。
ごぼうとカレー粉って何故か合うんですよね。私はそう感じます。
かき揚げ出来上がったら味噌煮込みうどんに入れて食べました。
味噌とカレーも合うし、カレーとごぼうも合うし、味噌とごぼうも間違いなく合います。
これ、めちゃくちゃ美味しいぞ。笑
合格っ!笑笑
ごぼう その2
先日のごぼうのアクが強い部位を全部スタッフさんが「ささがき」にしてくれました。あまりに多かったから大変でしたね。ありがとうございました。
ごぼう料理はバリエーション豊かです。
今回は牛肉と合わせることにしました。
安っすい安っすい飛騨牛の切り落としを先にしっかり焼いておき一旦皿に移動させます。フライパンに残った牛脂をそのまま使ってささがきごぼうを入れて炒めます。
牛肉をフライパンに戻して、あとは日本酒と砂糖と醤油で少し強めに味付けして、胡麻パラパラとして出来上がり。
簡単ながらも極上のご馳走となります。
私はごぼう料理、これが一番好きだなぁ。
ごぼう その1
「ごぼう」の季節です。
松屋長春ではお正月が近づきますと、「花びら餅」に使う「ごぼう」の準備に取り掛かるのです。
一枚目の写真は土付きの「ごぼう」を洗って使う寸法に切り分けたもの。
この量をあともう一回仕込んで終了となるのですが、長時間を要する大変な作業がこれから続くことになります。
たとえ大変でも缶詰のものと全く違い、自家製のものは色合いも素晴らしく、その味わいも格別でありますのでこれだけは絶対的にこだわり抜きたいところなのであります。
今回は「花びら餅」の「ごぼう」のご説明はここまで。
「ごぼう」は全部使えるわけではありません。
根っこの方はアクが強く色合いも悪い。そして先端の方も細過ぎて使うことができません。
そんな理由から多くの使えない「ごぼう」の余剰分がどうしても出てくるのです。
私がつくった「ごぼう」の料理を順にご紹介しますね。
今回は「鶏ごぼうご飯」
いわゆる尾張弁で言うところの「かきましごはん」です。鶏ごぼうを味付けしてから炊いた白飯に後から入れてかき回すので「かきましごはん」と言うのです。
今季、これでつくったのは3回目。
それほど「ごぼう」の余剰が出るんですよ。
料理をつくる人間も大変です。笑
捨ててしまってはもったいないですから。
他の料理も機会を見つけてご紹介しますね。