松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
がんばるぞー!
蒸し器を2台同時に新調しました。
ピカピカで造りもオールステンレス。とても頑丈です。
前の蒸し器、一つは30年ほど前から使っていたものです。さすがに安全装置もなにも付いていないタイプで火力も頼りないものでした。
そしてもう一つの蒸し器は15年くらい前から使っていたもの。こちらは安全装置は付いているものの、そこにガタがきて着火自体が全くできなくなってしまいました。
こう考えますと、安全装置が機能しなくなると全く使えない今の機械の方に不安を覚えてしまうのですが、決まりは決まりなので納得するしかありません。
さて、新しい蒸し器ですが。
火力は1.5倍くらいになり、非常に強力です。
火力が強いほど蒸したものに、より火がしっかりと入って間違いなくもっと出来がいいものになるのだと確信しています。
羽二重餅もふわふわ感をそのまま残しながら、もっと歯切れの良いものに出来上がるかもしれませんね。
やる気が満ち満ちてきました。
お客様により良いものをご提供するのは私たちお店側の使命であります。
今日も頑張っていいものをつくれるように精進いたします。
がんばるぞー!
梅と木型
「重ね梅」
そう銘打ってお店に並べました。
鮮やかな朱の色合いに少し白を刺して、祖父から引き継いできた木型を押して仕上げました。
中はこしあん、生地はこなし製。
菓子器などにのせて写真を撮るのが常ですが、使用した木型とともに写真を載せてはどうだろうか?というイメージが咄嗟に沸き上がり、このような写真と相成りました。
たまには印象が変わっていいものです。
今回使用した木型は松屋長春が所有する中でも一二を争うほど私のお気に入りのものです。
現在、日本の彫り師でもこれほど精巧に彫る職人さんはいないのではないかと思います。また、使用する木材も現在ではこれほど硬くて丈夫なものはもう採れないのではないかと考えています。
この木型は娘、そして孫へとずっと使っていけるように、大事にだいじにしていかなければなりません。
料理の神様
料理の神様が私に降臨しました。
グッとイメージが湧いて、オリジナルの夕飯づくりに取りかかったところです。
すりごまとピーナッツと胡桃をフードプロセッサで混ぜ、豚肉のミンチと刻みネギをフライパンで炒めてから投入。
日本酒とお砂糖と醤油で味を整えてディップの出来上がり。
茄子とさつまいもを揚げてから、このディップに付けて家族で食べました。
神様、いいイメージありがとう。