松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
さなえ
おはようございます。
和菓子とは関係のないおはなしを連投してしまいまして申し訳ございません。
連休を頂戴し、充電完了いたしました。
本日8時よりまた元気にお客様をお出迎えさせていただきます。
ご紹介の和菓子はこちら。
「早苗」と名付けてお店に並んでおります。
田植えの時期に松屋長春の店頭を彩る定番の和菓子です。
今回は和菓子についての詳細はあえて記しません。
実際に手に取って感じ取っていただけましたらと思います。
雨ニモマケズ
先日、カンヌ国際映画祭で役所広司さんが主演男優賞を受賞されました。おめでとうございます。
シリアスな演技からユーモラスな演技まで幅広く、それもソツなくこなされる彼の役者としての凄みをいつも感じているのですが、私個人としては時代劇における役所広司の演技が一番好きです。
「最後の忠臣蔵」や「蜩の記」などは静かな演技の中に漲る喜怒哀楽がズシリとこちら側にのしかかって、観終えた後の気持ちは少し重たくはなるのですが、「ああ、やっぱり役所広司は素晴らしい役者だ!」となるのです。
今回、映画「銀河鉄道の父」が上映最終に迫っている事もあり時間をつくって観てまいりました。
誰もが知っている詩人、童話作家である宮沢賢治の家族を題材にした映画であります。
それほど抑揚なく進んでいった物語が最後には一気に感情が爆発的に膨れ上がり、嗚咽をどうやっても止められない自分がいました。
これだけ泣いたのは本当に久しぶりの事です。
暗い劇場の中でしたが、周りのお客様たちからもすすり泣く声があちらこちらから聞こえ、場内に不思議な一体感がありました。
線が細く、純真そのものである宮沢賢治を演じた菅田将暉さんの演技も素晴らしいものがありましたが、父親役を演じた役所広司さんの愛溢れる所作に心を奪われました。
子供たちに真っ直ぐに向き合い、力一杯の愛を注ぎ切った父親像は全ての父親のお手本であると思います。
雨ニモマケズ風ニモマケズ…..サウイウモノニワタシハナリタイ
一日経った今も、父が必死になって叫んだこのフレーズが私の頭の中からずっとずっと離れないで残っています。
いっさい
チャップが来てちょうど一年が過ぎました。
どこの家庭よりも騒がしい我が家だけれど来てよかったでしょ?
一歳のお誕生日おめでとうございます。