松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
溢れんばかりの愛情で
とても大切にしているゴムの木が一年経って、元気に大きく育ちました。
大きくなった鉢植えを色んなお店で売っているのをよく見かけますが、私は5センチも満たない苗木を購入してここまで育ててきました。
愛情たっぷり、手塩にかけて共に成長してきました。
その分、植物に対する思い入れも強いものがありますし、立派になった時の喜びも大きなものがあります。
ゴムの木の先端の写真をご覧ください。
赤い部分の中に新葉がくるまっています。
新葉が大きくなるにつれ、赤い部分が広がって最後に新葉から外れてポトリと落ちます。
こんな植物の成長具合を見るのは初めてでしたので、とても興味深いものがあります。
広がってポトリ、広がってポトリの繰り返しなのです。
可愛いな。
先日、植え替えをして鉢を大きなものにしました。
家族や友人たちとおんなじ。
溢れんばかりの愛情をこの両手に持って寄り添っていきたいです。
しょうぶ
本日は花菖蒲の焼印を施した羽二重餅製の生菓子のご紹介です。
端午の節句は「菖蒲の節句」とも言われています。
ちょうど五月五日に花の盛りを迎えることもあるでしょうが、菖蒲の葉がその独特のハーブのような香りがあることから、昔より健康を保ち邪気を祓うものとして重宝されてきました。
また菖蒲(しょうぶ)の読み方から尚武へと連想させるので、武を重んじる日本人にとても好まれる植物でもあったのです。
私が小さい頃、お風呂に菖蒲の葉を浮かべてもらい、それを頭に巻いて弟と一緒に湯船に浸かったものです。
懐かしい思い出の菖蒲。
弟に話したら思い出すのだろうか。
今度我が家へ帰ってきたら聞いてみるとします。
終盤です
わらび餅がそろそろ終わりを迎えようとしています。
五月五日のせいくらべの日までの販売となります。
ご予約も承っております。また、お昼くらいまでは間違いなく店頭に並べますので、ご購入ご希望のお客様がいらっしゃいましたら、お電話店頭にてお気軽にお申し付けくださいませ。
これより、休み明けの昨日から五月十日まではずっと休むことなく営業を続けます。
しっかりと身体の健康と心の健康に気を配りながら完走しなければなりません。
では、今日も張り切ってまいります。