松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



一瞬

昨日ご紹介しました「ぎんなん餅」の生地です。








ふわっふわの羽二重餅の生地にぎんなん。やはり合います。




手粉の片栗粉が純白なので、優しい銀杏色が際立って見ていただけると思います。




父に「少し手を止めてっ!」




その一瞬を撮影しました。笑

カレーライス

カレーライス、ものすごくマイルドに仕上がりました。












時間をかけて愛情込めてつくると、出来上がった料理は決して裏切る事はありません。




丹精込めてつくったらっきょうもそろそろ底をつきそうです。








また来年もつくらなきゃ。

ぎんなん餅

ギンナンを「これでもか」と言うほどに、大量に投入しました。








着色は全くしておりませんが、ギンナンだけでこのような優しい黄色の色合いになります。




愛知県稲沢市はギンナンの一大産地です。




使わない手はないのですが、ギンナンはとても難しい食材であります。




修行時代も毎年使っておりましたが、まるまる一個生地に入れてつくりますと、朝仕上げたものが夕方にはカチカチにかたくなってしまいます。




非常に美味しいのに残念な事だとずっと考えておりました。




松屋長春ではクラッシュして生地に練り込む事にしています。




羽二重餅の柔らかいふわふわの食感の中にクランチがいいアクセントになっていると思います。




ギンナンは秋を代表する味覚の一つです。




長い期間つくりません。




「ぎんなん餅」、今の時期に是非お召し上がりいただきたい一品です。