松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



ぎんなん餅

ぎんなん餅、今年もつくります。



地元、稲沢市祖父江町のぎんなんである藤九郎を使っています。



ぎんなんはかたくなるのがとても早く、おおよそ3時間ほどで硬化が始まります。

私の京都の修行先でもぎんなん餅を作っていました。餅の皮に二個ずつ入れて作っていたのですが、夕方にはカチカチになってしまいます。

そんな反省から松屋長春ではこのぎんなんを細かく刻んであんに入れて仕上げています。

ぎんなんはその特有のモチモチとした食感と香りに素晴らしいものがありますが、このように扱いにくい部分も少なからずあります。

そのような理由のため、このぎんなん餅は出来るだけ早くお召し上がりいただきます事をオススメいたします。

季節もののぎんなん餅、この先しばらくの間お店に並びます。

秋を代表する味覚の一つです。和菓子との相性も抜群です。