松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



変わりゆく山の景色

富士山が真っ白の帽子を被るようになってきました。

この間、とても美しい姿の富士山をニュースで見たところです。

山の景色は一年を通じて様々な顔を私たちに見せてくれます。

春の新緑の頃、夏の深く濃い緑の頃、秋の紅葉黄葉の頃、冬の雪化粧の頃。

四季の移ろいの色もありましょうが、山を照らす太陽の光によってもニュアンスが少しずつ違ってくるのも趣深いものであります。



画家、横山大観は多くの富士山の絵を残しました。

彼もまた山に魅入られた人だったのではないでしょうか。



冬の山と銘打ってお店に並べております。

山の形に成型し、冬の寒々とした山を表現しております。

こちらは羽二重餅製ですが、通常の羽二重餅とは少し仕様を変更してのご提案です。

お召し上がりになられた際に、普段の羽二重餅とは違った食感をお分かりいただけるのではないかと思います。

今回は「冬の山」のご紹介でしたが、あえて変更内容は申しません。接客の者にお尋ねください。