松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



夢。

皆さまはよく見られますか?

私の覚えでは夢というものは眠りが浅くなり、起きる寸前に見ているようです。

毎日疲れているからか、それとも小さい頃からずっとそうなのかわかりませんが、私はほとんど夢を見た事がありません。

実際には誰もが必ず夢は見ているそうですが、それを覚えていない。という事らしいです。私はその類に入るのでしょう。

表題の「夢」ですが、私の父はよく夢を見る人です。朝になり一緒に仕事をし始めると、よくその夢を話を母や私にしてくれます。

今日はその夢の話の中でも私が一番笑い転げた話をします。

夢の中での父は日本国の総理大臣だったようで、大事な日の朝に寝坊をしたそうです。パジャマのままお迎えにきたヘリコプターに乗って向かったのがアメリカのホワイトハウス。そこで各国の首脳が一堂に会していて、その当時のアメリカ大統領はレーガン大統領だったのですが。



静まり返っている各国首脳の中、二階の窓から「ごめんよごめん」と言ってパジャマで入ってきて席に着いたそうです。

自分が内閣総理大臣だったのに、その場に何故か内閣総理大臣の中曽根康弘首相も同席していたとの事。

そこで夢は終わり目が覚めたと言っていました。

パジャマで首脳会談に参加するとは!

どんなシチュエーションの夢を見るのかは本人それぞれの自由ですが、あまりの滑稽さに家族みんなで大笑いしたのは言うまでもありません。

普通では考えられないような、まるで映画のような夢を頻繁に見る父は想像力豊かな人なのでしょう。

いつもユーモアたっぷりで私たち家族を笑わせてくれる父の頭の中に少し触れられた気持ちになり嬉しくもある私ですが、ちょっとだけ羨ましくも思う私もそこにいることは間違いありません。

夢、たまには見たいな。

そう思うのですが、自分の思うとおりにはいかないものです。ま、深く眠れている証拠なのかもしれないのでそれはそれでいいのですが。

本日は父の夢のお話でした。