松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
アンテナ
和菓子は季節先取り。
少し先を見据えてつくります。
一年のうちで一番難しいのがこの盛夏の季節ではないかと私は思っています。
ここ何日か猛暑が続いています。少し先をイメージしようと思ってもこの強烈な暑さでは涼しくなった秋を想像するのが難しいです。
「簡単に次はこれでこれね。」
そんな風に考える事はできても、頭の中を狙った季節にシンクロしなければ、和菓子の色合い一つにも影響が出てくるでしょう。
さて、そのような理由で羽二重巻のあんの色をこの先白にする事に決めました。
現在は夏なのでしばらく前から緑色でのご提供が続いていましたが、今月いっぱいで緑から白に変更です。
いきなり真紅の秋にするには少し早いような気がしますので。
和菓子職人としての一番大切なものは技術ではなく季節を感じ取るアンテナではないかと私は考えています。
私の感覚では緑から赤の変遷の中に一つ白を挟んだほうがいいと直感的に感じたのです。
この直感こそ、私が大切にしていきたいと思っているものなのです。
直感を信じつくった和菓子たちがお客様に刹那のうちに伝わったらいい。
そんな風に考えています。
少し先を見据えてつくります。
一年のうちで一番難しいのがこの盛夏の季節ではないかと私は思っています。
ここ何日か猛暑が続いています。少し先をイメージしようと思ってもこの強烈な暑さでは涼しくなった秋を想像するのが難しいです。
「簡単に次はこれでこれね。」
そんな風に考える事はできても、頭の中を狙った季節にシンクロしなければ、和菓子の色合い一つにも影響が出てくるでしょう。
さて、そのような理由で羽二重巻のあんの色をこの先白にする事に決めました。
現在は夏なのでしばらく前から緑色でのご提供が続いていましたが、今月いっぱいで緑から白に変更です。
いきなり真紅の秋にするには少し早いような気がしますので。
和菓子職人としての一番大切なものは技術ではなく季節を感じ取るアンテナではないかと私は考えています。
私の感覚では緑から赤の変遷の中に一つ白を挟んだほうがいいと直感的に感じたのです。
この直感こそ、私が大切にしていきたいと思っているものなのです。
直感を信じつくった和菓子たちがお客様に刹那のうちに伝わったらいい。
そんな風に考えています。