松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



心は伝染するもの

思い返してみますと、随分と怒りというものから遠ざかっているような気がしています。

現在の環境がそうさせているのかもしれませんが、自分自身の心の持ちようも大きな要因であるように感じています。

長女が連休を取って一時帰省してきました。



私は家族の前でも松屋長春のパートさんたちの前でも、友人たちの前でも同じようにバカばっかりやって人を笑わせる事が大好きです。

人間は地球上で喜怒哀楽を表現できる唯一の生き物ですが、できたら喜と楽がいいに決まってます。

いつの頃からかそれだけを目指してやってきたつもりですが、近頃はそこそこ上手に自分の心をコントロールできるようになってきました。

気持ちは人に伝染するものです。

人と心をシンクロさせるのは、できることなら楽しい事や嬉しい事がいい。

伝染させるならいい事を人に伝染させたいですし、伝染させられるなら気持ちの良い優しい伝染病を患いたいです。

嬉しい笑顔も楽しい笑いも伝染するもの。

久しぶりに家族6人が全員揃った夜。

最高の笑顔が弾けた夜でもありました。

長女



次女



三女



人を幸せに。

それだけを目指してやってきましたが、皆からも多くの幸せをもらっているのです。

持ちつ持たれつ。

やっぱり笑顔に包まれて生きたいな。

また明日から頑張れそうです。

乾杯。

黒糖の葛菓子

先日、葛の生菓子をあと一種出そうかどうかと思案していましたが、まだ気温が高い事もあってお店に並べる事にいたしました。



お気に入りの黒糖を使用した葛菓子です。

「宝笹」と名付けました。

黒糖の素晴らしい香りと味わいに笹の香りがいいアクセントとなって、相乗効果を発揮していると思います。



中はこしあんでさっぱりとお召し上がりいただけます。

行く先は気候、気温に合わせてこの生菓子は笹を取り払い、頂に金箔を配してまた違ったアプローチでお店に並ぶ事となります。

今しばらくの間はこの相性の良い笹との組み合わせでお楽しみください。

葛の中身は内緒です

葛製の生菓子です。



萩の露と銘打ってお店に並べました。

どうなんでしょう、この萩の露が今季最後の葛製の生菓子になるのか、それとももう一種出すのか。

とても悩ましいところです。

この先、もう一品お出しできればいいかなぁとは考えているのですが。。。

色々と思案しながら、毎日の天候や気温にも気を配りながら決めていきたいと思っております。

この萩の露、食感が命の生菓子。葛の中身の正体は敢えてご紹介しません。

モチモチの食感をお召し上がりいただきながら感じてもらえたらと思います。