松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。




読書の秋、食欲の秋、芸術の秋などなど。
秋は色々なものに例えられるほど、多くの題材に溢れています。
秋は味覚を刺激する食材もとても豊富です。

ジビエや魚の多くはこの先の冬に向けて脂肪を蓄える時期でありますし、山に入ると松茸をはじめとするキノコ類がたくさん採れます。

果物は柚子や柿の鮮やかな色調が刺激的に目に映ります。

和菓子界では何と言っても「栗」ではないでしょうか。

現在、松屋長春で栗を使っている和菓子はこの3種です。

栗きんとん、栗蒸し羊羹、栗時雨。

残念ながら、栗かのこは終売となりました。

お正月前後に再びお出しする予定でいます。

旬のものは旬のうちに。

これはどの業界でも鉄則ですね。

私の一番の好物、うなぎもこれからが脂がのってとても美味しくなってきます。たとえ養殖うなぎだとしてもです。肝もフォアグラのようにぱんぱんに膨らんできます。

今から楽しみで楽しみでしょうがありません。