松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



感謝の日

松屋長春は11月15日で88周年を迎えました。




よく「周年を祝う」と言いますが、お客様の支えがあって区切りの日をやっとの事で迎えることが出来たのだという、そんな感謝の日であると私は思っています。




誰かにお祝いをしてもらう、そんな日ではないと私個人の考えではありますがそう思っているのです。




感謝はそれだけに尽きません。




お店を創業してくれた祖父や祖母にまず感謝しなければなりません。まず創業者がいなければ松屋長春というお店自体が存在しなかったわけですから。




また、88年という長きに渡ってお店を代わりがわり支えてきてくれたスタッフの人たち全てにも「ありがとうございます」という気持ちでいっぱいです。




私が修行から戻ってはや30年近くが経とうとしておりますが、その間だけでも非常に多くのスタッフさんに助けてもらいました。




目を閉じれば一人ひとりの顔が鮮明に思い浮かびますし、その一人ひとりの声までもが今も近くにあるように感じます。




全てに感謝する日は11月。




みなさま、いつも松屋長春の和菓子を愛してくださいまして本当にありがとうございます。




全てのお客様のおかげで今の松屋長春があります。




心から感謝申し上げます。