松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



ゴッホとゴーギャン

おはようございます。

二日間、お休みを頂戴しましたのでその間になかなか行きたくても行けない所へ行く事が出来ました。



愛知県美術館。
公共の施設は月曜日がお休みのところが多いため、なかなか行きたくても行けないのです。
ゴッホとゴーギャン、二人の作品ばかりかと思ったらそうでなく、彼らと縁のある何人かの作品も展示されており、それぞれの特徴をつぶさに見られました。

有名なところではルソー、ミレー、モネ、ベルナールなどです。



ゴッホの作品はひまわりか一番有名かもしれませんが、黄色を基調とした華やかな作品が多いと勝手にイメージしていましたが、暗い色調のものがとても多く、実際には明るい性格ではなかったのではないかと想像してしまいます。

一番下の作品はゴーギャンの椅子という作品。共同生活していた際にゴーギャンの椅子を書いたもの。



こちらはゴーギャンの作品で、肘掛け椅子のひまわりという名前が付けられています。
ゴッホの椅子の絵に呼応した作品となっています。

こうした作品群を見ていると、ゴッホは筆使いが大胆で豪快な印象。ゴーギャンは全体がぼやけていて、物と物の境目もじんわり滲んでいるようなタッチで描かれています。また、遠近法をあまり重要視しないのか遠くの景色も同じように描かれており、なんだか不思議な印象を持ちました。
対照的な二人だと思います。

私が一番感銘を受けた作品を3つほど。


モネ
サン マルタン島からの眺め



シャルル アングラン
セーヌ川の朝



そして
ミレー
ガチョウ番の少女




モネはとても優しい色あい。
シャルル アングランは爽やかな色使いと絵の構図がとても興味深かったです。
ミレーの絵には随分魅入ってしまいました。ガチョウの躍動感と遠近感が絶妙で全ての展示作品の中で一番のお気に入りでした。



私は作品の下の説明文は読まないようにしています。それは描写やどのような気持ちで描かれたのかが書かれているからです。先入観を持って鑑賞するよりも、自分の感性だけで鑑賞した方が自分にも正直にみられると思うからです。
何にせよ、なかなかこのような素晴らしい展示は無いと思います。お時間のある方は是非行かれてはいかがでしょうか。




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