松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



たまにはスロウに

今日はいつもの友人3人と入鹿池へワカサギを釣りに行ってきました。



早朝は氷点下の気温であまりの寒さに最初は閉口しましたが、次第に暖かくなってとても気持ちの良い釣り日和となりました。

日頃は仕事でバタバタとせわしなく動きまわっているので、たまにはこんなゆっくりとした一日は必要です。



今回は結構たくさん釣れました。

数えてみたら104尾でした。満足です。

Slow life.

春の色

おはようございます。

誰が何と言おうと春の色です。



この色合わせは春にしかないものです。

やはり日本人にとってとても色覚はとても大切な五感のうちの一つだと思います。

五感を目一杯使って季節を楽しむ。これこそ日本人が長年培ってきた素晴らしい感覚なのではないでしょうか。

こういった感覚をこれから先の人々にもしっかりと伝える使命が私たちにはあると思います。大切にしていきたいものです。

本日ご紹介の生菓子はきんとんでした。

州浜

おはようございます。

表題の州浜、読み方はすはま。またはすあまです。

レトロでクラシックな伝統的な和菓子です。

300年以上続いた京都の名店、植村義次はこの州浜専門のお店でした。私の一番大好きな和菓子屋さんでしたが、残念ながら跡継ぎが無く惜しまれながら長い歴史に終止符をうたれました。



姿形は違いますが、松屋長春でもこの季節の定番和菓子としてお店に毎年並べます。

州浜は大豆の粉を原材料とした和菓子であり、すはま粉やきな粉がその代表的なものであります。よりご説明を深く掘り下げますともっと細かく大豆の粉は分かれますが、このご説明はまたの機会といたします。

毎年、私が作るより先にお客様よりお問い合わせがある和菓子がいくつかございます。あの和菓子はいつくらいからスタートするのでしょうかと。

毎年定番でお店に並べている和菓子の中でお客様のお好みのものは楽しみにされている事がこちらにも伝わり、とても嬉しい気持ちになるものです。

この州浜も毎年お問い合わせがある和菓子の1つです。

今の州浜は蕨の図案ですが、もう少し先になりますと形を変えてお出しする事となります。