松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



なにが変わったのかな?

うぐいす餅を少し変化させました。



外観が変わっただけで、味も香りもそのままであります。

鶯という鳥はゴールデンウィークにかけて繁殖期を迎えます。これからどんどんと彼らの歌声が美しくなっていきます。

私には毎年それが楽しみで楽しみでしょうがありません。

余談ですが、昔の有名な日本画家たちがこぞって描いた梅の木に鶯という構図。

これは実は間違いなのです。

鶯は花の蜜を吸いません。姿形が似ている花の蜜が大好きなメジロという鳥と間違えたのだろうと言われています。

最初に梅に鶯の絵を描いた画家は誰なのかは知りませんが、この最初に間違えて描いた人の絵を見て次の人、次の人と飛び火をしていったのでしょう。

そんな事を知りつつ、梅に鶯の絵を見るとより楽しく絵画鑑賞ができますよね?

これからの日本画家の方々には梅の木にメジロで描いてほしいものです。