松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



春の渓流の風景

春の渓流の風景をイメージしたクラシックスタイルの蒸し菓子です。



「山青葉」と銘打ってお店に並べました。

私は釣り、特に今は山岳に分け入ってイワナやアマゴやヤマメを釣る渓流フィッシングが大好きです。

ちょうど今頃は木々の葉が青々として雪解け水も少し落ち着いて美しい日本の山の風景を見せてくれます。

マイナスイオンたっぷり浴びてとても気持ちの良い空間です。

時にはやカモシカやニホンザルなどの野生動物などにも出くわしたりもします。

日々の喧騒から一番遠いところに身を置くことで自分自身の心を整える一助となっていることは間違いなさそうであります。

いつも余分な話が長くなってしまいますので、本題に戻ります。

この「山青葉」、下の部分が村雨製で上の部分が琥珀糖製となっております。

冷蔵庫でしっかりとひんやりさせてからお召し上がりいただきますと、一層この蒸し菓子の良さが際立ってくると思います。

ジュエル

新型コロナウイルスの影響によって、様々なイベントやお祭りが中止に追い込まれています。

普段ならば、そろそろ稲沢あじさい祭りが稲沢市の性海寺にて盛大に催されるところでありましたが、残念ながらあじさい祭りもすでに中止が決まっております。

桜や藤、そして紫陽花など、花をメインにしている名所などは人の密集を防止するために今年は満開の花を切り落としてしまったところも少なくないと聞きました。

関係者の方々は断腸の思いであったことと思います。

美しく咲き誇る花たちには何の罪もないのですから。

今年は「忍」の年であります。

紫陽花を愛でるのは今年は我慢して、また来年の楽しみといたしましょう。

前置きが長くなりましたが、松屋長春のあじさいきんとんは、いつもの通りお店に並びました。



頂に宝石をのせて涼しげに仕上げました。

毎年、松屋長春のあじさいきんとんをご覧いただいているお客様は気付かれるかもしれませんが、今年はきんとんの色合いと宝石の色合いを少し変化させました。

いいことあるかな

休みの日、娘たちと一緒にシロツメクサを見に行きました。



見渡す限りシロツメクサの野原。ちょうど今、シロツメクサは花真っ盛りです。



たくさんのミツバチが一生懸命蜜を集めていました。

世界中で今、深刻なミツバチ不足に悩まされていると聞いていたのですが、いるところにはいるものですね。シロツメクサの花と同じくらいの数のミツバチが舞い踊っていました。

これが私にとっては、この日一番の驚きでありました。

ここで家族四人で四つ葉のクローバーを誰が一番最初に見つけられるかを競争したのですが、私はダントツ最下位でした。



私は10分ほどかかって、やっと一つ目の四つ葉のクローバーを見つけたのですが、結構あるものですね。

すぐに見つかるものです。30分くらいで20〜30個は見つかった次第です。

こんなにたくさん見つかるのに。。。いいことあるかな。。。

和名シロツメクサ、洋名クローバー。

私が人生最初に買った絵の事を思い出しました。



clover at night

そう名付けられた絵です。

月夜に照らされたシロツメクサがとても美しくって、一瞬で気に入って買った絵です。

今も大切に私の、私だけの部屋に飾ってあります。

今度は満月の夜にシロツメクサを見に行こう。

この絵のような風景が一度見てみたくなりました。