松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



尊敬すること、理想と現実

個人的な意見ですが、歴代日本人スポーツ選手の中でナンバーワンだと私が思っているのが室伏広治さんです。

彼が獲得したアテネオリンピックでの金メダル、ロンドンオリンピックでの銅メダルは、身体の小さな日本人では到底無理であろうという概念を根底から覆してくれました。

以前からとてつもない人であることは認識しておりましたが、もっと深く室伏広治という人間を知りたいと思い、彼の本を一冊買って読んでみることにしました。



ゾーンとは何なのか、集中するにはどうしたらよいのか、結果を出すにはどうしたらいいのか、効率的な成功に一番近い練習法などを事細かに記してあります。

文章から元来真面目で研究熱心な室伏さんの人柄や純真さが読み手である私に強く伝わりました。

しかし、あまりにストイック過ぎて自分自身に優しさを残す人間にはなかなかついていけませんでした。室伏さんと私では最初からわかっていましたが天と地、月とすっぽんの差があるようです。

尊敬すること、理想と現実は直接繋がらないのだとあらためて知るきっかけとなった本となりました。

ただ、呼吸法や日々のちょっとしたトレーニング法なども紹介されていますので面白い本には違いありません。

私はどんどん本を読み漁る人ではありませんが気になった本、気になった人、それらを深く知りたいという欲求はとても強いものがあります。

このような色々な情報を皆様と共有できたらと思っております。

この本を読んで室伏広治という人間に対する尊敬の念がより大きなものとなりました。

ドゥーワップの世界へようこそ

アメリカに住む黒人たちが最初に始めたと言われるドゥーワップ。

いわゆるコーラスグループによるハーモニーをきかせる音楽の事を言うのですが、私は小学生の頃からドゥーワップをはじめ、色んな黒人音楽に惹かれて現在まで至ってしまいました。

今でもヒップホップ、R&B、ブルース、ジャズ、ゴスペルなど多方面に渡り聴き続けています。(もちろん黒人音楽以外のJポップや洋楽なんかも聴いております。)

私がよく聴くドゥーワップのCDを本日はご紹介させてください。



敬愛してやまない山下達郎が監修した3枚です。

かの山下達郎も音楽については深く深く掘り下げてこられました。これは彼が愛したドゥーワップグループの曲の好きなものを集めたアルバムとなっています。

私が生まれる前の曲なのに、なぜかノスタルジックな気持ちになり、「ああ、これが青春の音楽なんだよな〜」なんてわかったような事を感じたりもします。

アメリカのドーナツショップやレストランなんかでこんな曲が流れてたらなんてオシャレなんだろう。

入門編としても、コンピレーションとしても素晴らしいアルバム3枚です。

機会がございましたら是非お聴きになってみてください。

これも全て手作業です

‪手作業はとても時間がかかります。‬

‪しかし、機械化の流れ作業で出来上がったものとは全く違い、一つ一つの和菓子の顔があります。‬

‪松屋長春の和菓子は全て手作業で出来上がったものです。‬

‪気持ちをのせて。思いやりをこめて。‬

今年も水ようかんの季節がやってきました。



松屋長春の水ようかんは大納言、こしあん、梅の3種です。

もちろん全て手作業でつくっています。



大きな梅を一つ入れ、ブランデーと梅酒を投入して味わい深く仕上げています。



一つ一つ蓋をして熱で圧着します。

大納言とこしあんの写真も撮ろうと思っていたのですが、仕事をしているうちに撮るのを忘れてしまいました。申し訳ございません。またの機会にご案内したいと思います。

水ようかんに使用するあんも松屋長春謹製。口溶け良くあっさりと仕上がっています。

だんだん日中暑くなってまいりました。

冷蔵庫でしっかり冷やしてお召し上がり下さい。(梅だけは冷凍庫で凍らせてから食べますと、一層美味しくお召し上がりいただけると思います。娘がそのように勧めてくれたところ、とても美味しかったのでご紹介させていただきます。)

水ようかんは賞味期限1か月であります。発送などもお承りできます。