松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
あんのご紹介
私の朝一番、仕事はじめは釜に火を付ける事であります。
毎日まいにち、来る日もくる日も釜をフル稼働させます。
寒くなった今、釜の火はとても温かくありがたいものですが、逆に酷暑の夏は苦悶の表情を浮かべてしまいます。
人間とはわがままなものですね。
あんもバリエーション豊かに仕上がっています。
備中白小豆の粒あんこしあん、丹波大納言小豆の粒あんこしあん。
特に丹波大納言小豆のこしあんは寒の時期しかつくらないレアなものです。
また、一年でもお正月前後しかつくらない「味噌あん」を昨日仕上げたところです。
あっさりとしながらも風味絶佳である備中白小豆と京都の味噌蔵謹製の白味噌の取り合わせでこさえた「味噌あん」の出来上がりに満足しているところです。
この「味噌あん」は12月29日から販売いたします花びら餅に使用いたします。
販売まで今しばらくお待ち下さいませ。