松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



ふるさと

先日、地元の田んぼのお写真をアップしたと思います。




今日、再び同じ場所を通る機会があったのでもう一度写真を撮りなおしました。








稲があっという間に育っていて驚きました。




故郷の景色、故郷の空気までもが愛おしく感じた次第です。




同じ人生を歩む人はいないと思いますが、故郷を愛する気持ちというものは誰もが心の奥底に持ち合わせているものです。




私は地元である稲沢市で生まれ、稲沢市で育ち、和菓子の勉強のために東京と京都でしばらく住んでから戻りましたが、やはり生まれ故郷が一番大好きであります。




ここであらためて感じたことには。。。




それぞれの人にはそれぞれの地元に対する強い思い出がたくさんあります。




五感で感じるもの。




地元の景色であったり人であったり、匂いであったり音であったり。




さまざまな記憶が複雑に絡み合って、大切な記憶として自分の身体に染みついているものです。




天災や原発事故で故郷を一度離れなければならなかった方々の事を思うと胸が張り裂けそうになります。




戻りたくても戻れない。そんな方々のご苦労や辛さは経験していない私が寄り添おうにも、到底彼らの足元にも届かないものがあると思います。




「今までの生活ができるだけ早く戻りますように。」




今日、育った稲を眺めてそんな事を思いました。

揺るぎない信頼、揺るぎない信念

おはようございます。




本日と明日の二日間は稲沢銘菓ベニサザンカの特別販売日です。




今月のベニサザンカは外郎製。











中はいつもと変わらぬ備中白小豆こしあん。




税抜100円でもいつもと変わらず素晴らしい材料を使い切ります。




それがお客様からの揺るぎない信頼に繋がると信じています。




私たち松屋長春の揺るぎない信念でもあります。




両日ともに売り切れ次第終売となります。お早めのご来店をお願いいたします。

衣かけの松

おはようございます。




松屋長春の代表菓の一つ、和三盆糖100%で打ち切った干菓子の打物です。








「衣かけの松」という銘でお店に並べています。




お干菓子の詰め合わせにも必ず入っておりますが、バラ売りもお承りしております。




流石に割れやすいのでお送りはできません。




以前に一度、この「衣かけの松」について詳しくご説明したと思います。よって今回はご説明は割愛させていただきます。気になられた方は松屋長春のホームページより繰り下げてご覧いただけましたらと思います。




この「衣かけの松」を打っている際に、ひらめきがありました。




「ああ、こんな事を書くと皆さまに私の思いや考えが伝わるのかなぁ。」と。




近いうちに「わかる」「できる」「気づく」という事をテーマに頭の中と指先をしっかり繋げて一生懸命文章を書こうと思っております。




そちらにつきましても、みなさまにお読みいただけましたら最高の幸せです。