松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



ひょうたん

「青瓢」




「あおひさご」と読みます。




「ひさご」とは「ひょうたん」のことです。




夏の風物詩の一つですね。




私が小さい頃、今の仕事場はまだ少し大きめの庭でした。




そこで、祖父が「へちま」を育てていました。小さい頃の私は「ひょうたん」と「へちま」の違いがわからなかったのです。




祖父は育てた「へちま」でよくたわしをつくってくれました。よくお風呂で使ったものです。




「ひょうたん」は水筒にはなれど、たわしにはなりません。




いつしか2つの違いがわかるようになりました。




我が家の庭には大きな柏の木もありました。よくその木に登って遊んだものです。




私たち兄弟にとっては楽しい思い出しか残っていない、お気に入りの庭でした。




冒頭に戻ります。本日ご紹介の和菓子は「青ひさご」。








抹茶パウダーではなく、本物の抹茶をたっぷりと投入してつくりました。




ご覧の通り、二層仕立てにしてあります。




どちらも水羊羹と羊羹のちょうど中間くらいの状態でピタっと止めて流し入れました。




冷蔵庫でひんやりさせてからお召し上がりください。

気分一新

随分昔のはなし。




私は中学校3年生の頃から眼鏡をかけるようになったのですが、その頃には今と同じ映画と音楽に夢中の少年でした。




映画をたくさん観るうちに、いつしかマーティンスコセッシ監督のメガネが気になって気になって仕方がなくなりました。(どうして俳優じゃないんだ?)




ずっとあんなメガネがかけたいと思っていたところ、何かのきっかけでスコセッシ監督のメガネがオリバーゴールドスミスのものだということを知ったのです。




そこから私のオリバーゴールドスミス愛が始まりました。




一枚目の写真は「ヴァイスコンスル」というモデル。最初にこのモデルを買ったのですが、たいそう気に入っていて仕事中もプライベートもはめ続けていました。








何十年もはめ続けてくるとフレームが少し白ずんできたり、クラックが入ってきてガタが酷くなってきています。




先日、体調不良の際に高校の同級生、広島眼科で診てもらったのですが、少し老眼が進み近眼の度が変わったと教えてもらいましたので、これを機にメガネをかえることにしました。




「ヴァイスコンスル」よ、長い間お世話になったね。ありがとうございました。これでお役御免です。また君が恋しくなったら買うからね。




二枚目の写真が出来上がった新しいメガネです。遠近両用のレンズを嵌めたものです。








これもどうでしょう。10年くらい前に気に入って買ってあったものです。




こちらのメガネもオリバーゴールドスミスです。




今回は仕事用の遠近のレンズ、そしてもう一つ新調しました。もう一つはドライブ用です。




三枚目のメガネ。これは「小竹長兵衛」という作家さんがつくった日本のモデルです。25年ほど前にとても気に入って買ったものを大切に保管していました。








これがドライブ用の遠くだけを見るためだけのレンズを嵌めてもらいました。これは少し青色の色が入っているのですが、コントラストがくっきりと見えるもので、UVを外側と内側からシャットアウトする優れもののようです。レンズも知らないうちに進化しているんですね、びっくりしました。




2本のメガネ、やっと日の目を見ることとなりました。(フレーム、気に入ったものを買っておいてよかった。笑)




これから上手にこの2本のメガネを使い分けていきたいと思っています。




ここでみなさんに助言を。




私は随分長く眼科へ行くのをサボっておりました。




眼科は定期的に行きましょうね。




びっくりするほど視力が変わっていることもあるでしょうし、目の病気に冒されていることもあるかもしれません。今回私は網膜の撮影診断と視界の広さを確認してもらいました。




診てもらうと安心ですもんね。




今回もお世話になったところは「広島眼科」、そしてメガネは「鈴木時計店」。




どちらも友達で助かりました。気兼ねなく色んな相談ができるので、私にとってとてもありがたい存在です。




広島くん、鈴木くん、いつもありがとう。




いつもお世話になっている「鈴木時計店」さんだけ写真撮りました。








広島くんの写真も撮っておけばよかったですね。笑笑

星に願いを

「星に願いを」








羽二重餅製の新作和菓子です。




星が一つでなく、二つ揃えることでバランスよく仕上がったのではないかと考えています。




また疑問の話になってしまうのですが、日本では美しい星空を眺めるには冬がいい。これは誰でも知っている事であります。




空気が澄み渡った冬は星との間を遮るものが少ないからなのですが、ではどうして星にまつわる話は夏に多いのでしょう?




天の川、七夕。それはわかるのですが。。。




和菓子においても冬に星に関するものをつくることはありません。




これがいつも不思議でならないんです。




昨日は月曜日の代休としてお休みを一日頂戴しておりました。




休みが重なった次女と三女と三人水入らずで丸一日を過ごし(夜はいつも一緒におるやん。)、幸せなヒトトキでした。








これで充電完了。今日からまた張り切って仕事したいと思います。




今週もどうぞ宜しくお願いいたします。