松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



きせわた

節句は5つあります。




1月、3月、5月、7月、9月。




それぞれの節句については今回は詳しく書きませんが、奇数の月、それもなぜか11月を除いた奇数月にと決められています。




私の生まれた月である11月が仲間外れってちょっと心外だわ。笑




9月9日の節句は「重陽の節句」と言います。




節句の中でも、もしかしたら一番知られていない節句かもしれませんね。




「重陽の節句」は「菊の節句」とも言われます。今はあまり慣例となってきた行事をすることはなくなってきましたが、昔は菊酒を飲んだり、栗ご飯を食べたりしたそうです。




本日ご紹介の和菓子は「重陽の節句」にご用意するものです。




「着せ綿」というこなし製の和菓子。頂には伊勢芋100%の練薯蕷のきんとんをふわっと被せております。




今年の秋はこの「着せ綿」がこなし製の和菓子スタートの合図となりました。








松屋長春のこなしファンを公言されているお客様、大変お待たせいたしました。




これからこなし製の和菓子をどんどん出してまいります。