松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



弟子入り

つくった本人である私は綺麗な和菓子だとは思うのですが、写真を上手に撮ろうと思ってもそうはいきません。




今回は久しぶりにそんな和菓子でした。




写真を撮るのが下手で申し訳ございません。もう少し撮影のスキルをアップしたいと思っています。




娘たちに弟子入りしなければいけませんね。笑




「夏まつり」という本葛100%の蒸し菓子です。




青、赤、白の3色のあんが半透明の葛に透けて美しく仕上がっていると思います。





こだわり

今年もお店に並びました。




「きび羹」








黄色の部分には餅米の粉を投入してあります。もちもちの食感が最も特徴的であるのですが、餅由来の香りも強く印象に残るものであると思います。




松屋長春の和菓子は原材料に余分なものは一切入れておりません。昔ながらのものを使いながら和菓子をつくり続ける事に強いこだわりを持っています。




そのため、一般的な和菓子よりも絶対的に日持ちがしません。お買い求めくださいましたら、出来るだけ早めにお召し上がりください。




ずっと常温に置いておいても腐らない食べ物や、何日経ってもかたくならないような和菓子って逆に不安な気持ちになるものです。




その点においては松屋長春の和菓子はご安心してお召し上がりいただけると思います。

河原

「河原なでしこ」がお店に並びました。








薄ピンクがぼんやりと透けて優しい色合いに仕上がっています。




どうでもいい話ですが、随分前に読売ジャイアンツの選手で河原というとてもいいピッチャーがいました。




巨人で活躍した後、中日ドラゴンズへ移籍してきた時はバンザイして喜んだものです。




細身のピッチャーでしたが、カッコいい投げっぷりで大好きだったなぁ。




どうしてこんな話になるかと言いますと、本日ご紹介の和菓子の「河原」は「かわら」と読みます。しかし、ピッチャーの「河原」選手は「かわはら」と呼びます。




日本語ってこういうところが難しいんでしょうね。特に外国人の方々にとっては。




和菓子の文章を書きながら、昔の選手の事を思い出し、日本語の難しさをあらためて感じた次第です。




さ、今日も張り切って参りましょう。