松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



儚い和菓子

こなし製の桜、今年もつくっております。




桜はとても儚い花です。よってこの和菓子も非常に短い期間しか販売できません。




お客様のタイミングがもし合いましたら、是非お召し上がりいただきたい春一番の和菓子です。









あ、大事な事を書き忘れていました。




写真下の竹製のヘラでこの和菓子はつくるんですよ。これ一本で仕上げます。




機械でつくる和菓子と違って一つ一つ表情が違うところも趣きがあっていい。そんな点にも注目していただきたく思います。

秋元康さん

秋元康さんがパーソナリティを務められているラジオ番組「いいこと、聴いた」の制作担当者様から




「羽二重餅を番組で使わせていただけないでしょうか?」




とのご依頼を頂戴し、番組内で秋元康さんにお召し上がりいただく運びとなりました。




TOKYO FM(ほか全国37局ネット)、毎週日曜日13時同時放送だそうです。(愛知県ではエフエム愛知で聴くことができます。)












松屋長春をご紹介いただきますのは、3月23日(日)。




明日の13時からです。




お時間ございます方は是非お聴きくださいませ。




私は秋元康さんに酷評されない事を祈るばかりです。




追記ですが番組制作担当者の方からお伺いしたところ、松屋長春の羽二重餅をご紹介くださったのは、岐阜県在住のリスナーさんだったそうです。




ここに深く御礼申し上げます。ありがとうございました。

みずぬるむ

「水温む」と銘打った薯蕷製の和菓子を蒸しております。








「水温む(みずぬるむ)」とは春の季語。水が少しずつあたたかくなって動き出すようになるという意味合いがあるのですが、この季語の真意は「季節が変わる」というところにあります。




よって動き出すのは水だけでなく、植物然り、動物たちにも当てはまると思います。もしかしたら生物だけでなく、道端のお地蔵さんや土や、アスファルトにだって季節の変化を感じさせるサインがあるかもしれないですね。物にも表情があると私は考えます。




松屋長春の駐車場に、密やかに樹立している「ヤマボウシ」の下には水仙が咲き誇るようになりました。また、「ヤマボウシ」も新芽が顔を出すようになっています。












駐車場に停められた際に目を向けてやってくださいね。




序章に戻ります。




「水温む」、本日より販売を開始いたします。