松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
湯気の向こうに
湯気の向こうに母と息子の姿が見えます。
いつも私が見ている景色ではありますが、こうして写真に収めるとまた違った印象になり、いいものです。
本日ご紹介の和菓子は「寒牡丹」です。
寒の季節に咲くボタンの花を薯蕷の和菓子に落とし込みました。
中には大きな栗の甘露煮を抱き込ませてあります。
エッジ
昨日は椿の花の和菓子「太郎庵」をご紹介いたしました。
本日も昨日に引き続き、椿の花の和菓子をご紹介させてください。
銘「白椿」
こなし製の生地にあっさり口溶けの良いこしあんを合わせております。
こなしの生地の良さの一つはその外観にあります。
エッジがきいていてファジーさが全くないところ。
私はそんなこなしの特徴、特長が非常に気に入っております。
太郎庵
軽羹製の可愛い和菓子がお店に並びました。
薄いピンクの色合いに小さい花粉を付けてあります。
「太郎庵」とは椿の品種。ちょうど今の頃合いに咲く花なんですよ。
松屋長春の年内のお休みは残すところ12月9日(月)と12月16日(月)だけとなりました。それから1か月近くは無休の日々が続きますが、お客様に喜んでいただける和菓子をしっかりつくるため、質の良い睡眠をとりながら仕事に邁進して参りたいと思います。