松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



心地よいファルセット

仕事にもドライブにも私は音楽が欠かせないものとなっています。

幼少の頃は父の影響からビートルズに始まり、ステービーワンダーやオリビア ニュートンジョンを聴かせてもらっていました。

そこから派生し、現在では色々なジャンルの音楽に傾倒するようになりました。

ラテン音楽が私の性格にも合致するようで、今はラテン音楽一色ですが、ファルセットを聴かせてくれるミュージシャンもやはり魅力的であり、私のドライブのお供には欠かせないものとなっています。

ファルセットとは高音域を使う男性歌手の事です。

日本の歌手ではやはり山下達郎さんが大好きです。



山下達郎さんのアルバムの中でも、やはり直近のこの二枚のアルバムが秀逸で



心を震わせてくれる楽曲の数々に聴くたびに痺れされてもらっています。

また、



オン ザ ストリートコーナーシリーズでは彼のアカペラを存分に堪能させてもらえます。

昔の有名曲を前後にパート彼の歌声で撮り重ねていて重厚感たっぷり。クリスマスの時期に聴きたい素晴らしい作品となっています。

海外のアーティストでは



ファレル ウィリアムス。

彼の作り出すサウンドは軽快でいつ聴いても心が弾ける感覚があります。

また



ロビシック。彼の艶やかな歌声にはいつもうっとりとさせられるものがあり、幸せな気持ちにさせてくれる私にとっては希有な存在であります。



マルーン5のデビュー作も素晴らしく、晴れた日のドライブにはぴったりではないでしょうか。



ジャスティン ティンバーレイクは私のファッションリーダーでもあります。彼でしか表現できないアーティスティックなサウンドが私の心の芯を揺さぶってくれます。

今一番聴いているアルバムがこちら。



ジャスティンの最新作。

ファレル ウィリアムス監修のこのアルバムはやはり艶やかでうっとりします。

そして、



チャーリー プース。

この人は素晴らしい。オールディーズを回顧させてくれるような楽曲で、私をメルヘンチックな世界へと導いてくれます。

少し前に亡くなってしまったエイミー ワインハウスの男性版のようなチャーリー。

ダンサンプルで少し抑えの効いたようなその楽曲はほかに類をみないような素晴らしいアルバムとなっていて娘たちもお気に入りのドライブのお供となっています。

五月には新しいアルバム発売を控え、とても楽しみにしている次第です。

今日は私の大好きな音楽のお話でした。

卒業旅行

長女が和菓子の学校を卒業し、次女が高校を卒業。そして、四月からは新たな一歩を踏み出す時がやってきました。

次女と三女は変わらず私と一緒にいてくれますが、これで長女は社会人となりなかなか一緒に旅行へも行けなくなると思います。

そんな機会は滅多に作れないと思い、このタイミングで家族四人旅行を計画し行ってまいりました。



兵庫県神戸市へ。

友人である壺中天のシェフに教えてもらった中華街の肉まんを頬張り、



北京ダックをお行儀悪いですが、食べ歩きました。



長女が動画を撮ってくれたので少しおどけて、みんなで大笑いしました。


神戸は見所満載。

コーヒー店最古の店。





フレンチプレス式のコーヒー。

夜はたまにはご馳走をと神戸牛を



私たち四人のいつもの決め事はホテルの部屋は四人一部屋で。



いつものジャンケン!


大盛り上がりでした。


翌日は須磨水族館へ。



そして最後は異人館めぐり。

初めて異人館めぐりをしましたが、とても驚いたのは美術品の収集の素晴らしさでした。



タンザニア美術、マコンデ。

同じような美術品は三重県鳥羽市にあるマコンデ美術館にあり、もともとタンザニア美術が大好きな私はよくマコンデ美術館へ足繁く通っていたので余計に驚いた次第です。

また、レオナール藤田の作品



ロダン



レンブラント



数々の著名な芸術家の作品に出会えました。

娘たちの卒業の機会に合わせての楽しい家族旅行でしたが、娘離れを決心する私の卒業旅行でもあったかもしれません。

社会人になる長女はこれからは社会人として責任を持って一人でやっていかなくてはなりません。もうすでにそう考えているでしょうし、その準備も出来ているでしょう。

寂しいのは私です。いつまでも可愛い娘であってはいけないのかもしれません。



しかし、やはりどうあれ娘たち三人は私のかけがえのない宝物であります。

今回の短い神戸への一泊旅行はあっという間に終わってしまいました。

卒業旅行と題しましたが、私は卒業できるのでしょうか。

仕事もお洒落に

松屋長春にはオーブンが一台ありますが、焼き菓子は作りません。カステラのみをつくるためにこのオーブンを用意しています。

カステラを焼く時には蓋が必要で、この蓋の事をハイテッパンと呼ぶのですが、ハイテッパンの出し入れが仕上げを左右する大きな要因となります。

そのハイテッパンは皆さまがご想像される通り、とても熱いものでミトン、つまり鍋つかみが必要となります。

この度、このミトンを新調する事にしました。



STUSSYという私も普段着でよく購入するブランドのものです。

このメーカーのスエード素材の肉厚ミトン。

とてもお洒落で私のお気に入りとなりました。

今までのミトンはこちら。



長く使っていると破れて使い物にならなくなります。

肉厚レザーを使った新しいミトンをこれからは使用しようと思います。

毎日の仕事の中にもオシャレを取り入れる事によって、気持ちも高まり、より元気も出るような気がします。

これからは今までよりも増してウキウキした気持ちでカステラが焼けそうです。



今週も納得のカステラ焼けています。