松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



しばらくサヨウナラ

本日8月22日の夕方まで家族みんなが、そしてパートさんたちみんなが何事もなく元気でやってこられました。




ここで松屋長春は明日から金曜日までお休みを頂戴いたします。(8月23日から27日まで)








しばらくの間は身体と心の休養に充てようと思っております。




本当はこの五日間で三女と二人旅行を計画していたのですが、今のような状況ではとても旅行なんて無理だということになり、日帰りで人がいない海や山へでも行こうかと話しているところです。




ということで家にほとんどいるだろう毎日でありますが、なかなかお電話には出られないかもしれません。ご容赦いただきますようお願いいたします。




いつも松屋長春のブログをお読みいただく皆さま、本当にありがとうございます。またいつも松屋長春の和菓子を愛して下さいますお客様、本当にありがとうございます。




松屋長春はみなさまの応援の上で成り立っているお店であります。




休み明けの8月28日、土曜日から気持ち新たに一生懸命働きます。そしてみなさまのご期待を裏切らぬようしっかり努力いたします。




これからも変わらぬ応援をどうぞ宜しくお願い申し上げます。




お休み五日間のうちに一度くらいはブログを書くかもしれません。よかったらまたお読みくださいませ。




季節の変わり目は和菓子の変わり目

季節の変わり目は和菓子の変わり目。




冬から春へ、春から夏へと季節が変わりますと、和菓子の色や形も変化を遂げます。




ちょうど今、お盆が終わってそんな時期を迎えている頃であります。




夏に隆盛を極めた和菓子たちが徐々に姿を消してゆき、そろそろ秋の和菓子がぽつぽつと顔を見せてまいります。




変わり目とは面白いもので。和菓子の色や形だけでなく、使用する材料までもが変わります。また、同じ材料のものでも涼しくなるに伴って保水性までもが変化します。




季節が出してくれるサインを繊細なアンテナを駆使し、敏感にキャッチしなければなりません。




そして、キャッチして自分なりに解釈した感性をお客様にもしっかりとお伝えしなければなりません。




皆さまと「その」部分でぴったりとシンクロできたらなぁ、そんな風に思っています。




前置きが長くなりました。




黒糖が口に嬉しい季節に突入すると同時に、今年も黒糖を使った葛製の蒸し菓子がお店に並びました。




「宝笹」








この和菓子は私が京都で習ったものです。




ひんやりとした口当たりと、黒糖の優しくありながら主張のある味わいを是非感じていただきたいです。

十五夜

猛暑のあとに長雨に水害。今年の夏も自然の脅威を身近に感じました。




新型コロナウイルスも猛威をふるい続けています。




この先地球はどうなっていくのでしょう。不安ばかりが頭をよぎります。




これからは台風の季節に突入します。




無力な私たちは無災害を祈るより仕方がありません。




そうやってあれこれ思いを巡らせていますと、気付かぬうちに秋が足音をたててやってきました。




今年の中秋の名月は9月21日です。




ちょうどあと1か月と迫ってきました。




十五夜の夜は美しい月が見られたらいいな。




いいことばかりじゃない世の中でも、気持ちの良いような事を考えて心だけは整えていたいものです。




羽二重餅製の生菓子がお店に並びました。








満月にススキの図案でのご提供です。