松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
みずぬるむ
「水温む」と銘打った薯蕷製の和菓子を蒸しております。

「水温む(みずぬるむ)」とは春の季語。水が少しずつあたたかくなって動き出すようになるという意味合いがあるのですが、この季語の真意は「季節が変わる」というところにあります。
よって動き出すのは水だけでなく、植物然り、動物たちにも当てはまると思います。もしかしたら生物だけでなく、道端のお地蔵さんや土や、アスファルトにだって季節の変化を感じさせるサインがあるかもしれないですね。物にも表情があると私は考えます。
松屋長春の駐車場に、密やかに樹立している「ヤマボウシ」の下には水仙が咲き誇るようになりました。また、「ヤマボウシ」も新芽が顔を出すようになっています。


駐車場に停められた際に目を向けてやってくださいね。
序章に戻ります。
「水温む」、本日より販売を開始いたします。