松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



木陰のワルツ

本日は国府宮神社、5月の茶会が催されます。




ご担当の先生からご用命いただきましたのは、「葛製で緑陰という名前の和菓子をお願いします。」との事でした。




「緑陰」とは青葉の生い茂った木立の影のことを言います。




風にゆらゆらと揺れる木陰をイメージさせる和菓子をと色々思案し仕上げました。




中心に北海小豆のこしあん、その周りに緑の濃淡に色分けさせた備中白小豆こしあんを。そして本葛100%を練り上げ包あんして完成となります。三重の味を楽しめる仕掛けとなっています。




230個といつもより少し多めのご注文でしたので、2回に分けてご納品させていただきます。




本日ご紹介のこの「緑陰」は松屋長春店頭でも販売いたします。