松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
スーイスイ
昆虫の「アメンボ」と「ミズスマシ」を混同しがちです。
「アメンボ」は水面をスーイスイと浮かんで動くスリムな昆虫。
雨後の水たまりなんかでも見かけるのですが、やっぱり羽根で飛ぶんだろうな。水たまりにエサはないだろうに、何を食べてるんだろう?色々知らないことを思案してしまいます。
一方「ミズスマシ」は見た目は「ゲンゴロウ」のような甲虫のこと。「アメンボ」よりも頑丈で、こちらは水の中をスーイスイと気持ち良さそうに泳ぎます。
補足ですが、「ミズスマシ」の別名が「アメンボウ」なので、「アメンボ」とどうしても混同してしまうのでしょうね。
どうして日本語をこうもややこしくしてしまうのでしょうか。もう少しわかりやすく整理整頓したらいいのにと思います。
さて、和菓子のご紹介です。
「水すまし」と銘打った薯蕷製の蒸し菓子です。

ご説明不要かもしれませんが、丹波大納言小豆の蜜漬けが「ミズスマシ」を連想されるように配しています。