松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
初夏の香り
私が考えるところの初夏の香りはこれではないか。
そう思います。
くず桜。
子供の春に摘み取った桜葉の浅漬けです。このまま漬け込むと、来春の桜餅に使われる桜葉になります。
一見同じようで全く意味合いも使い方も違います。
この浅漬けの桜葉は浅漬け故に食べられないことはありませんが、葉がかたいので食べません。
香りのみを葛に移し込み楽しむものとなっています。そして見た目。青々とした桜葉の色合いも同時に楽しむことを目的として使用します。
一方桜餅に使う桜葉は一年間漬け込むため、しっかりと漬物になっており、香りと同時に桜葉の味も楽しむことができます。
しかし、色合いが浅漬けと違い、深緑色なので色は二の次となるでしょう。
この桜葉は伊豆産。
日本の桜葉の一大産地です。
この桜葉の浅漬けはあまり使う和菓子屋さんがありません。
浅漬けは色が変わりやすいというデメリットがあるからでしょうか。すぐに変色します。
浅漬けの桜葉を選別しながら捨てる葉も非常に多いですが、初夏の香りをお客様にも感じていただきたく毎年必ずつくります。
松屋長春の定番和菓子です。
なかなか食べられないくず桜、桜葉が無くなるまでつくります。
そう思います。
くず桜。
子供の春に摘み取った桜葉の浅漬けです。このまま漬け込むと、来春の桜餅に使われる桜葉になります。
一見同じようで全く意味合いも使い方も違います。
この浅漬けの桜葉は浅漬け故に食べられないことはありませんが、葉がかたいので食べません。
香りのみを葛に移し込み楽しむものとなっています。そして見た目。青々とした桜葉の色合いも同時に楽しむことを目的として使用します。
一方桜餅に使う桜葉は一年間漬け込むため、しっかりと漬物になっており、香りと同時に桜葉の味も楽しむことができます。
しかし、色合いが浅漬けと違い、深緑色なので色は二の次となるでしょう。
この桜葉は伊豆産。
日本の桜葉の一大産地です。
この桜葉の浅漬けはあまり使う和菓子屋さんがありません。
浅漬けは色が変わりやすいというデメリットがあるからでしょうか。すぐに変色します。
浅漬けの桜葉を選別しながら捨てる葉も非常に多いですが、初夏の香りをお客様にも感じていただきたく毎年必ずつくります。
松屋長春の定番和菓子です。
なかなか食べられないくず桜、桜葉が無くなるまでつくります。